ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2020-01-01から1年間の記事一覧

掘っくり返し屋のノート⑲『労働者ゴルファーとしての宮本留吉』 その2

宮本の回想記には徴兵検査のあった年に父親が急逝し、家業の茶店を継ぐかどうかという時に知人の別荘周旋業者の紹介で広岡に雇われたとある。この二つの時期については、宮本の誕生日1902年9月25日と、検査のある時期が満年齢20歳に成った年の4~7月であるこ…

掘っくり返し屋のノート⑲『労働者ゴルファーとしての宮本留吉』 その1

日本におけるプロゴルファーというのは、戦後しばらくまでアマチュアから転向をしたプロを除くと、大抵はゴルフ場でキャディとして働きながらそのままコースに勤務してプロになっていく。というのが一般的で、福井覚治から始まるパイオニア達は勿論その道を…

えええ...え?

もう二度と財布を失くさないように、近所の開店バーゲンセールで398円のビニール製の、ただただ頑丈そうなヤッスイ下品な赤い財布を買ったさ。これに鎖をつけてベルトに結んでおけば...まあ、俺が生きてる間はもう財布が勝手に失くなることは無いはず…

財布が無い!!!

ああ、ドジってしまった。まいったなあ...初めてだ、こんなのは。 今はうちの奥さんを人ごみに一切近づけない事を行動の大前提としている...だから日常の買い物は全て俺がやっていて、なるべく客の少ない時間に近所のディスカウントショップや評判の良…

憧れの車、ランドクルーザーBJ44との日々が始まった

「次女が生まれると家族が4人になる」、というのは「もうジムニーじゃ足りない」という事だった。(360ccの2サイクルエンジンジムニーは、交換タイヤが室内に取り付けてあるために乗車定員は3人にしかならない。) 家族4人が安全に乗るためには何が良…

掘っくり返し屋のノート⑱『昭和三年のマラソンゴルフ』-2

時は1928年8月6日、六甲山の神戸GCから朝4時のスタート。の予定だったのだが、前日5日は暴風雨に加え気象台への翌日の予報問い合わせも芳しく無かった事から、中上川は『こりゃ無理だろう』とコース内に在る関西若手実業家ゴルファー達の社交倶楽部、サース…

掘っくり返し屋のノート⑱『昭和三年のマラソンゴルフ』-1

戦前期のゴルファーというのは彼らの社会的階級や地位も関係していたのであろうが、かなり思い切った事をした話が点在している。中には、『何だい、結局金持ちのお道楽ではないか』と言いたくなるような鼻につく話もあるが、たいていは純粋にゴルフを心から…

6回目の点滴治療

3週間に1回の点滴治療も、今週で6回目になる。昼前に、まず採血のために奥さんを病院まで車で送る。採血が終わると、主治医の先生に経過をチェックしてもらってから、決まった治療薬の点滴を始める。昨日は1種類だが、1回目の点滴では6時間以上かかっ…

最初の車 ジムニーの思い出あれこれ

写真整理から始まった、我が家の車の思い出...他のことを書くつもりだったけど、ついでのついでで忘れないうちに書いておこうという気になった。 それでも、今のところジムニーの写真がこの時に背景に写っているもの以外に見つからない。なので写真は似た…

写真整理をしていると...

ゴルフに行く訳にもいかず、飲みに行くのもまだ早い...都内に出かけても行きつけの店はもう全部無いし、飲み仲間も死んじまったり故郷に帰ったり行方不明になったりで、誘う相手もいやしない。まあ、今はうちの奥さんに病気を持ち込まないために、人混み…

今日は今日とて

今日来た郵便物の中に、ちょっと変わった包装のものが一つ。「なんだ、これ?」と手に取れば、「おお、これが噂のアベノマスク!!」。 届いた人の話は聞いてはいたけど、ウチには全く来る気配も無く...ついでに言えば、もうあちこちで「振り込まれている…

掘っくり返し屋のノート⑰『堅実か挑戦か』

神戸GCの18番ホールはドラマチックな展開を生み出す様な造りになっている。このホールは昔から250yd台(現在バックティ258ydフロントティ223yd)の短いパー4なのだが、ティとグリーンを結ぶ位置にOBとなる谷間(正確には崖と斜面)があり、フェアウェイはそ…

2020年6月のあれこれ

武漢肺炎騒ぎは、これからが勝負時なんだろうなあ。 今日からカラオケも自粛解除になったと聞いたけど...誰に聴かせるつもりもない俺の歌だけど、半年も歌っていないと歌いたい気持ちが強くなる。上手い訳じゃないし自信なんか全くないが、俺にとって歌っ…

ゴルフ...これから俺は何をしたいのか?

去年の12月末から、もう丸5ヶ月間ラウンド無し。そろそろ季節も最高気温が30度に達する日が出始めて、その後雨の多い梅雨になり、それに続く真夏の酷暑の日々へと変わって行く。雨や暑さで、何にもなくてもゴルフをやらない季節...俺にとっては、今…

仲良くなるかな?

先日から家の玄関先に陣取って、まるで門番のように振舞っていた生後半年くらいの黄色い雄の子猫...ついに娘が自分の責任で「家に入れる」ことを決めた。多分どこかで少しの間飼われていただろう猫で、人を恐れてはいるが野良猫よりはずっと人に懐く。手…

奥さんの治療と散歩と外出自粛

今月は、2日3日と奥さんの治療の第5クールの点滴があり、明日が皮下注射がある。点滴は長いもので5〜6時間、短いものでも3〜4時間はかかる。その前に採血や血圧測定などもあり、俺はまず時間に合わせて病院まで車で送り、点滴が始まったら点滴中の昼…

騒乱の5月から落ち着いた6月へ

「風薫る」はずの5月は、不安と緊張の中で重苦しく過ぎて行った。藤が咲いて、バラが咲いて、菖蒲が咲いて...気候も良く花に溢れた風景なのに、人々はどこかしらに嵐の予感を感じているようで、弾けた笑い顔は見かけない5月だった。 散歩する道すがらに…

「匿名」問題

ネット・SNS上で、テレビ出演者の女性が匿名の悪意ある書き込みに集中攻撃されて、自殺するという事件があった。事の成り行きはネット上に詳しく出ている。 「ネット」という「世界」は、以前はパソコン上だけに存在する虚構空間だったが、今は世界中のほぼ…

カテーテルアブレーション手術後3年...の状況

1993年頃から、頻繁に不整脈を感じるようになった。1995年に、寝不足プラスゴルフによって初めての大きな発作に襲われた。ゴルフのプレー中に始まった不整脈がどんどん酷くなり、あまりの違和感にプレーを中止して家に帰り救急病院に行った。その時…

これは「縁」」なのか?

触っても抱いても、お腹をいじりまわしても、全く抵抗せず...引っ掻いたり噛み付いたりすることが全く無い、俺の人生の猫経験史上初めての超おとなしい猫「ゆず」も、もう9歳になる。見た目は全く子猫の時と変わらないような気がするが...猫の年齢を…

「そんな時代もあったね」・・・と、言う時にどんな気持ちで居るのやら

もう、12月から5ヶ月以上ラウンドしていない。35年以上の自分のゴルフライフで何ヶ月もラウンド出来なかった事は数回あったけれど、それはどれもが自分の怪我が原因だった。ギックリ腰や指の骨折、肘の軟骨の不具合や、それにこの前の手首の腱の切断な…

「そりゃ、あんまりだ」って話...(「メリーのゴルフ奮戦記」(終の住処)の記事から)

最近、なかなか面白いブログ記事にはお目にかかれないが、この「メリーのゴルフ奮戦記」(終の住処)は、最新のアメリカツアーの情報などを面白おかしく伝えて頂けるので、毎日覗いている俺のお気に入りのブログだ。 そのブログの記事でずっと気になっていた…

今、第4クール

うちの奥さんは、昨日・今日・そして明後日と色々な点滴治療を受ける。これで第4クール。予定の全8クールのうちのちょうど半分が終わる。 副作用は、最初の時ほど酷くはないようだが、相変わらず吐き気は続いている。知り合った頃は腰まであった、自慢の髪…

氷河時代と地球温暖化とゴルフと...俺と

いや、偉そうで難しそうな言葉は、ただ書いてみたかっただけで深い意味は無い。 自粛期間にあちこち遠出する事も出来ないから、しょうもないこと考える時間は沢山ある。と言う事で調べてみると、今は氷河時代の真っ只中にいるらしい。この氷河時代の中に氷河…

世間騒乱の中の誕生日

今日はうちの奥さんの、大台に乗った誕生日。流石に自分でもその数字を言うと溜め息が出ているようだ。知り合ったのは、彼女が18歳の時。結婚したのが23歳。それからなんだかんだで、47年...二人の娘も元気で、去年までは元気いっぱいだった。昨年…

風薫る五月...のはずなのに

早くから咲いていた桜は、その珍しく長かった開花期間を終えた。ひっそりと人に愛でられることなく散って行く桜吹雪は、言いようもなく寂しい光景だった。あの花びらの吹雪の向こう側にいる人は、今年は泣いていたような気がするな。 やはり長く咲いていた菜…

世界の不幸・・・??の人

「こういう事態にならなければ」数年後にはきっと、その経歴に立派な肩書き経歴が加わって、「母国の英雄」「世界の名士」として幸せな人生を全う出来ただろう。でもこういう災害の混乱の中で、本人にとってはどうにもならない能力の限界が世界中にバレてし…

疫病退散、アマビエ 様への肺炎退治祈願

諸説はあれど、日本に御坐す八百万の神々に「疫病退散」の神様がいらっしゃるのは当然だろう。このアマビエ さんというのも、伝説によると熊本方面に現れたお方らしい。...武漢肺炎という未曾有の疫病騒ぎの最中、日本各地で八百万の神々から「わしの出番…

武漢肺炎で終わる「グローバリズム」とか言う「夢の世界」

グローバリズム...辞書で調べりゃ「地球主義」なんて言葉が出てくる。ちょっと前までは、この「グローバリズムこそが世界を救う」なんて、大声で叫ぶ人が多かった。なんでも、それは最終的に国境を無くし、世界を一体化し、自由と平等の世界を作り上げる…

そーしゃるでぃすたんす

スーパーのレジの床に線が引かれ、「次の人はここで待つように」と注意書きが書かれ、レジの人との間には透明なビニールシートが吊るされた店が多くなった。くっついちゃいけない、近づき過ぎちゃいけない、唾を飛ばしちゃいけない、と「武漢肺炎」はこれか…