ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

仲良くなるかな?

f:id:ootataki02:20200608123717j:plain

先日から家の玄関先に陣取って、まるで門番のように振舞っていた生後半年くらいの黄色い雄の子猫...ついに娘が自分の責任で「家に入れる」ことを決めた。

多分どこかで少しの間飼われていただろう猫で、人を恐れてはいるが野良猫よりはずっと人に懐く。
手から餌は食べるし、触っても爪で引っ掻いたり噛んだりもあまりしない。

覚悟を決めた娘は、すぐに動物病院に連れて行って病気の有無の検査をし、蚤・虱・ダニの駆除をし、何本かの注射をしてきた。
そして、トイレ用の砂などのセットから、餌や食事用の皿、爪研ぎ、寝る場所用の小さな毛布やら、部屋にまず閉じ込めるための柵やらを買い込んで来た。
オスの仔猫らしく動きは活発で、戯れさせる遊びも疲れを知らぬ勢いで走り回る。

今まで飼って来た「ゆず」があまりに大人しく静かなので、こうした元気一杯の仔猫の動きは娘にはえらく新鮮に感じられるようだ。
いきなり「ゆず」とこの子猫が出くわさないように、一応仔猫は2階の娘の部屋に隔離しているけど...この子猫の走り回る音や雰囲気は「ゆず」もわかっているようで、今まではのんびりと遊びに行っていた2階にあまり行かないようになってしまった。

偶然柵を挟んで対面してしまった時には、「ゆず」が小さな子猫に驚いて1階まで一目散に逃げてしまったとか。
それ以来、「ゆず」の様子が落ち着かない。
聞こえてくる話では、こうした場合に気の弱い猫や優しい猫はストレスで血尿を出したりすると言うので、「ゆず」の様子が気にかかる。
実際、ここ数日はあまり餌を食べずに元気が無い。
1階の自分の寝床に居て、2階をじゃれて走り回る仔猫の足音が聞こえて来ると、少し怯えている様子を見せる。

なんとか仲良くなって欲しいのだけど...仔猫は「ゆず」を全く気にせずに遊んでいるので、問題は「ゆず」の気持ちなんだろう。

娘によると、この雄猫は近いうちに去勢の手術を受けさせるんだとか。


なんだか、ちょっと、心が痛む。


...2匹の猫が、重なり合って昼寝をする、なんて時が早く来ればいい。


(名前は娘がつけたんだが...呼びにくいので困っている)