ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「民度」の墜落

思い出せばつい先日だ。有り金入った財布を落として、流石にこれは出てこないだろうと諦めていた数日後、全く中身に手付かずで交番に届いたという事実(自分にとっちゃ大事件)...「こんなことは日本だからの出来事だ」「ああ、なんて日本人の民度は高い…

狂気の科学者・ブライソン・デシャンボー その3

さて、「捕まるけど飛ばない」のがハンマー打法だった、と書いた。普通は捕まれば飛ぶと思いがちだが、再現性を高めるためにゴルフスイング を科学的に考えた結果、「大きな筋肉を使って余計な動きを極力しないシンプルスイング」というのがハンマー打法なの…

狂気の科学者・ブライソン・デシャンボー その2

モー・ノーマンの打法...後年「ハンマー打法」なんて名付けられたが、彼が独学で作り上げたスイングは実に合理的なものだった。ゴルフスイングというのは、何よりもその「再現性」が重要と昔から言われているが、いつからかゴルフを始める人たちは先人達…

狂気の科学者・ブライソン・デシャンボー その1

俺は30歳も半ばになって、ゴルフのプレーより仕事で「ゴルフイラスト」を描くことが先でゴルフに関わる様になった。その仕事の半分以上はレッスンイラストで、自分が体を動かすよりその形を描くことが先だったので、ゴルフスイングの形に「あれ?こうなの…

旅に行けない、ゴルフに行けない

うちの奥さんの7回目の治療が終わり、今週は副作用が一番強い日が続く週だ。吐き気と「食欲が無い」「味がわからない」「手足の指先が痺れて感覚がわからない」などの症状が強くなる。 昨日・今日とまだ開けていない梅雨の「久しぶりの晴れ間」が続いている…

ランクルBJ44で一番苦労した事

360ccのジムニーに比べれば、力はあるしスピードも出るしで「流れ」に乗ることが普通にできるようになったランクルBJ44。室内もやはりジムニーに比べれば圧倒的に広く、その四角四面のクラシックなスタイルのために運転席周りは2倍に広くなったように感…

今年はどんな夏になるんだろう...

つい何ヶ月か前には、「今年は暑く長い夏になりそうだ」なんて予報を聞いた記憶があるんだけど。 7月半ばも近いのに、雨はまだ降り止まず各地で豪雨被害を出し続け、武漢肺炎もいつの間にか「新型コロナ」と名前を変えてその影響は生活の深い所に染み込んで…

掘っくり返し屋のノート⑲『労働者ゴルファーとしての宮本留吉』 その2

宮本の回想記には徴兵検査のあった年に父親が急逝し、家業の茶店を継ぐかどうかという時に知人の別荘周旋業者の紹介で広岡に雇われたとある。この二つの時期については、宮本の誕生日1902年9月25日と、検査のある時期が満年齢20歳に成った年の4~7月であるこ…

掘っくり返し屋のノート⑲『労働者ゴルファーとしての宮本留吉』 その1

日本におけるプロゴルファーというのは、戦後しばらくまでアマチュアから転向をしたプロを除くと、大抵はゴルフ場でキャディとして働きながらそのままコースに勤務してプロになっていく。というのが一般的で、福井覚治から始まるパイオニア達は勿論その道を…

えええ...え?

もう二度と財布を失くさないように、近所の開店バーゲンセールで398円のビニール製の、ただただ頑丈そうなヤッスイ下品な赤い財布を買ったさ。これに鎖をつけてベルトに結んでおけば...まあ、俺が生きてる間はもう財布が勝手に失くなることは無いはず…

財布が無い!!!

ああ、ドジってしまった。まいったなあ...初めてだ、こんなのは。 今はうちの奥さんを人ごみに一切近づけない事を行動の大前提としている...だから日常の買い物は全て俺がやっていて、なるべく客の少ない時間に近所のディスカウントショップや評判の良…

憧れの車、ランドクルーザーBJ44との日々が始まった

「次女が生まれると家族が4人になる」、というのは「もうジムニーじゃ足りない」という事だった。(360ccの2サイクルエンジンジムニーは、交換タイヤが室内に取り付けてあるために乗車定員は3人にしかならない。) 家族4人が安全に乗るためには何が良…

掘っくり返し屋のノート⑱『昭和三年のマラソンゴルフ』-2

時は1928年8月6日、六甲山の神戸GCから朝4時のスタート。の予定だったのだが、前日5日は暴風雨に加え気象台への翌日の予報問い合わせも芳しく無かった事から、中上川は『こりゃ無理だろう』とコース内に在る関西若手実業家ゴルファー達の社交倶楽部、サース…