ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ゴルフな風景

もう、やめる...

ゴルフっていうのは、1割の喜びと9割の悲しみを味わうゲームだ...最近、そんな風に感じる。 毎週一回ラウンドしたって、そのうち喜びで終わるラウンドなんて年に5回も無いだろう。 月に一回しかゴルフに行けない人にとっては、喜びのラウンドなんて年…

挑戦

夏の燃え盛る太陽の下でプレーするゴルフには、他の季節には無い「挑戦」の味がする。 「挑戦」...天上で狂気のように高笑いする太陽に対して、滴り落ちる汗にまみれて息の上がる自分の体力に対して、「なんでこんなことやってるんだ、俺は」なんて愚痴が…

焼き尽くされて...

スタート前から気温は30度。 他の季節なら大歓迎の快晴の天気に、「雲の一つでも居てくれよ」なんて。 スタートして、2~3ホールで「まずいよ、この暑さ...」 心の声が音になって口から漏れる。 逆光だと眩しくて目を開けていられない。 打ち出したボ…

得した気分

神奈川県や静岡県、山梨県の人達には,富士山の見える風景というのは、見慣れた景色なんだろうと思う。 何度もそういう地方のゴルフコースでプレーしたことがあったけど、ホールの途中で間近に富士山が見えると、ついプレーそっちのけで興奮して富士山を見続…

オーティー・クリスマン

かなり前に、中古クラブ屋で見つけて手に入れた、ヒッコリーシャフトのマレットタイプパター。 ネットで調べても良く判らなかったが、こういうタイプのパターを作っている会社の製品であるらしい。 別にクラシッククラブということではないようだ。 もの凄く…

ランナーズ アップ

自転車で始めて走る道の途中に、人の住んでない一戸建ての貸家が5-6軒並んでいるところがあった。 もう何年も人が住んではいないようで、どの家も庭の草は茫々と生えていて、安っぽいブルーの色をした雨戸がキッチリと閉まっている。 貸家をやめて何かに…

霜の朝

良く冷え込んだコースに、物好きな人間達が「寒い、寒い」と文句を言いながらも、わざわざ暖かい寝床を朝早くから離れて、車を飛ばしてやってくる。 空は晴れて天気は良いけれど、吐く息は真っ白で、悴んだ手じゃあティーペッグもちゃんと持てやしないのに。…

そんなにしてまで...

今の季節のゴルフ場のスタートホールでの光景。 スタートハウスがある所では、必ずストーブがガンガン焚いてある。 そこでは、練習を終えた、あるいはストレッチを終わって、「さあ、これから」なんてゴルファーが集まってきて、それぞれにストーブに手をか…

ベン・ホーガン デケイド

高いコンクリートの堤防の内側、遊歩道として整備されているここら辺は、上を首都高の高架が通っていて屋根のようになっている。 風が吹けば雨も吹き込むだろうけど、なにもないよりはずっと良い雨よけになるだろう。 ブルーのシートを掛けた、段ボールやベ…

2009年、明けましておめでとう。

2009年が始まった。 もう何度目の正月かなんて覚えてもいないけど、丁度良い機会だからと「リセット」して、今日からまた新しく始めて見る気になるとしよう。 古謡に「あそびをせんとやうまれけむ...」なんて言葉が残っているけど、この言葉を思い出…

「手」作りの道具

ゴルフを始めた30代半ばの頃、時代はまだ「ウッドはパーシモン」だった。 間もなく「マルマン ダンガン」なんかが出てきて、「メタルヘッド」の時代へと移っていくのだけれど、その当時はそんな物を使うのは邪道という雰囲気が普通にあった。 初めて買った…

光と影

「ゴルフ場が一番美しい時間は、何時なんだろう?」 そんな話題を、あるプロカメラマンと話したことがある。 晴れた日、風の日、雨の降った日...春、夏、秋、冬...海の側、山の中、林間コース、リンクスのコース... それぞれにコースは美しいのだけ…

ゴルフな風景...02

「がんばっても報われない」 ゴルフってそんなもんじゃないだろうか、と俺は思っている。 かって月例などの競技に真面目に出ていた頃、競技が終わって同伴競技者とクラブハウスで歓談していると、必ず長い時間パターの練習をしているメンバーがいた。 クラブ…

ゴルフな風景...01

夢の跡 とでも言うのだろうか... 通りかかった街角の、ゴミ集積所のようなところに、キャディーバッグに入ったゴルフセットが立てかけてあった。 キャディーバッグにはセロテープで、「ご自由にお持ち下さい」と書いた紙が貼ってある。 見かけたときには…