ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

二代目一本歯下駄で、歩く

f:id:ootataki02:20210910110234j:plain

履いて歩いてみると、明らかに運動量が違うと感じた一本歯下駄。

初めて履いたのは4年前...ゴルフ伝道師「パーシモン加藤」氏のブログで、これを履いてゴルフスイングをしているのを見てから、「これは普通にいい運動になるのではないか?」と閃いてネットで購入して取り寄せて以来だ。

買う前の予想とは違ってこの12センチの高さのある一本歯の下駄は、道の悪いところではあまりにも危険なために、履いて歩くのは殆どが舗装されている道となっている。
例えば柔らかい土の上ではすぐに一本歯がめり込んでしまい、足を取られての大転倒となる。
舗装されていない砂利道では、ほんの小さな石でも一本歯で乗り上げるとすぐに足首が返ってしまって、捻挫しての大転倒となる。
どっちにしても歯の長さが長いために、軽い怪我では終わり難い。

ただ、そうした捻挫や転倒をしない限り、ただ履いて立っているだけでフクラハギから足首・太もも・股の付け根から背筋までしっかり使っている感覚がある。
例えば普通の靴を履いての2千歩の散歩なら、大して疲れも残らない軽い運動だが...一本歯下駄を履いての2千歩は、足腰の筋肉に「ちゃんと運動している」という感覚を残すことができる。
(俺の感覚では一本歯下駄を履いての運動量は、普通の靴を履いた時の3倍だ。)
最近1万2千歩歩いた時には、足の疲れより背筋や腰の筋肉が疲れてしまい、最後は頻繁にストレッチをしながらでないと歩き続けられなくなった。
(数日後、同じ距離を靴を履いて歩いてみたけど、足も背筋も全く痛くはならなかった。)

今後は、新しい2代目の下駄にちゃんとゴム底を付けて、ゴムがすり減るごとにゴムだけ交換して歩くようにする。
...試しに1代目を、ゴム底なしの木の歯のままで歩いて見たら、半年でこうなった。
もう歯はかなり削れてしまい、新品の歯の半分くらいしか残って無い。
(この歯も、実は歯だけを1回交換した2本目の歯)

ついでに言うと、こうした木のままの歯はどんなに静かに歩こうとしても足音が大きくなる。
本来の木の下駄の音を、カランコロンと立てながら歩くのは気持ちが良いものだけど...静かな住宅街なんかを歩くと、まず近くの家で飼われている犬が鳴き出し、だんだん住宅街中の犬の大合唱となり、不審に思った飼い主が次々と顔を出す、と言う流れとなって、思いも掛けない大騒ぎとなる(何度かやってしまった失敗話)。

そして、この削れた木の一本歯は石やコンクリートの上などで滑りやすく、天気の悪い時には非常に危険。

木の一本歯の底につけるゴムは、木の減りを防ぐとともに、防音と滑り止めの三つの役目をしてくれる。
本来の木の下駄の音を、カランコロンと立てながら歩くのは気持ちが良いものだけど。

今回は2代目の下駄を買うと同時に、このゴム底も予備をいくつか買っておいたから、当分は楽しめそうだ。