ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

歩き方が変?

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コロナとか酷暑とかやる気が無いとか歳だからとか...言い訳は山ほど呟きながらも、1週間に2回くらいは一本歯下駄で歩いている。

思えば2017年に一本歯下駄を始めてからもう丸3年...木でできた下駄であるから、歩いていればその歯は必ず減って行くものであるんだが。
下駄や草履や草鞋なんていう日本古来の履物は、西洋の履物よりずっと早く消耗して行くものだという事を実感として感じている。
一応この一本歯下駄にも、ソールにつけて歯が削れて行くのを防ぐ「三平ゴム」というのが別売で売っていて(なんと800円もする!)、歯が削れるのを防ぐと共にスリップ防止や消音効果もあるが、履き心地は落ちる。
ただすぐ削れてしまう木の素材を保護するに、必要なアイテムではある。
(このゴムの消音効果というのはバカに出来なくて、木のまんまの歯で団地の近くの道を歩いていたらその足音に驚いた犬の鳴き声の大合唱になって困った事があった。)

この「三平ゴム」を切らした時についうっかり長距離を歩いてしまって、歯の部分の木が削れてしまったのが去年のこと。
斜めに削れてしまったので、三平ゴムがうまく取り付けられない。
この初代一本歯下駄は前にも一回そいう事があって、2018年に下駄の歯だけの交換をしている。
さらにその付け替えた歯も、俺の変な歩き方ために左右どちらも左側が偏って削れて非常に歩き難くなり、2017年からまる3年履いた下駄本体も写真のようにかなりくたびれて来ている。
(普通はガニ股なら左右とも外側が削れて、ある程度減ったら左右交換すればちょうどよくなるはずなんだが...俺の下駄はどっちも左側だけが削れてしまう...変だよなあ。)
この斜めの削れの為に、最近は普通に立っても足が返りやすくなってかなりの危険を感じていた。

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で、また初代を買った四国の下駄屋にネットで注文して、以前の俺のデータ通り(俺の足の大きさとか形とか)に2代目一本歯下駄を作ってもらった。
その新しい下駄と比べると、いかに俺が今まで履いてた下駄が変則的に削れているのかわかる。
俺の歩き方がおかしい...って証拠だ。
おまけに運動不足で体重が増えたもんだから、木の削れるのが早いこと!
正直こんなに歯が減っているとは思わなかった。
新しい下駄を履いたら、高すぎて怖いくらいに感じる。

この高さの下駄での捻挫は怖いので今は殆ど舗装された道しか歩かないが、それでもこんなに長く一本歯下駄を履き続けているのは、やっぱり普通の靴で歩くより何倍も筋肉を使っている実感があるからだ。
地面の状態に集中しながらバランスを取って歩き続けると、身体中の(特に下半身)筋肉を使っていることをその後の筋肉痛で感じられる。
運動不足でぜい肉は恒常的につきつつあるけど、下半身と腰や背中の筋肉はこの下駄のおかげで落ちてはいないという実感がある。

もし気を抜いたり油断したりすると、冗談で済まない重大な捻挫や骨折の恐れがるので、あまり他人に勧められないけど...ちょっと歩くくらいしか運動の時間やチャンスが無い人が、一本歯下駄の散歩を慎重に毎日続けることが出来たなら、絶対に下半身と体幹を強化出来ると俺は思っている。

俺は、新しく来たこの2代目一本歯下駄での散歩をまだまだ続けていくつもり。

近々再開する予定のゴルフの役に立つかどうかは....やってみなけりゃわからないので(笑)、その時に報告する。