ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

一本歯下駄散歩...のつもりだったけど

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寒さに負けて一本歯下駄を履いて散歩していないと、運動不足を感じる。
このままじゃあイカン...毎晩の晩酌をやめられないなら、「ただのデブ」回避のために多少の努力はしなくちゃな、といつもの思いつき。

危険防止のために一本歯下駄を履く時には素足になるのだが、冷たい北風が強いときにはすぐに足指の感覚が無くなって、下手すりゃ凍傷になっちまう。
なので晴れて風の弱い日を選んでの、一本歯下駄散歩。

先週近所の公園の丘を登ったときに、妙に下駄の足音の甲高いのが気になったが、別に何も問題なしと判断していた。
ところが、今回履いてみると前回よりさらに「カラン・コロン」と木の高く響く足音...と、数歩歩いていきなり片足の下駄の歯が外れ、もう片方も上から見ると歯が横にずれている!
下駄を脱いで歯を持つと、簡単に外れてしまった...改めてはめ込んで見ると結構隙間が空いていて、如何にもユルユルの状態。
いやあ、路面の悪いところを歩いている時に外れないで良かった。

この原因は、もちろん材料の木材の乾燥。
酷く乾燥すると木は縮み、隙間ができるのはしょうがない事らしい。
前回外れたときにこれを作った下駄屋に電話して、応急手当ての方法として「葉書のような紙を歯に挟んではめ込む」のが良いと教えてもらった。
で、車の中を探してスコアカードを見つけたので、これを破いて歯に添えて一緒にはめ込む。
この作業が、トンカチがあれば簡単だったんだろうけど、公園のコンクリートの門柱で叩いて嵌め込もうとしたから大変だった。
見た目隙間が空いていても、スコアカード程度の厚さの紙でも挟み込むと、そう簡単には歯をはめ込めない(簡単にはめ込めたら、それはそれで危ないとは思う)。

両手で下駄を持って歯を横から叩き込もうとするのだが、かなり力を入れて叩き込んでも歯が進まない。
ともかく全力で歯を叩き込むこと数十回以上...それを両側だから、まるで杭打ち作業数百回の感覚。
手の指が痛くなり、手のひらが痺れ、上腕と肩の筋肉も震えが来るほど疲れて、やっと作業完了。
履いて歩いてみると、先ほどのような高音の下駄音はせず、こもった低い足音に。
一応これで5千歩以上歩いたけれど...今回は上半身の方がずっと疲れた。

でも、運送不足の解消には役に立ったみたい。
次は練習場行くかなあ...もう2月なんだよね。