ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

冬眠中...なんだけど

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寒い寒い1月なんか、ゴルフやれる状態じゃあないだろ?
こんな季節の時にヒッコリーに糸巻きボールでゴルフなんかやろうって思っても、地面は凍ってるし、指はかじかんでクラブ握るんだってきちんと出来やしないだろ?
凍ってる地面なんかじゃ、ちょっとダフっただけでヒッコリーの100年もののクラブはボッキリ折れてしまう。
30年以上前の糸巻きボールだって、凍っちまってろくに飛びやしないだろ?

でもね、基本10度以下の日が続くこの季節も、時々風もないポカポカ陽気の日があるんだよね。
そんな時にはさ、一本歯下駄の散歩もいいんだけど、ヒッコリーの棒切れ振って化石のような糸巻きボール転がす散歩もしたくなるんだよね。
まあ、ホームのある栃木の山奥の方はとても寒くて無理でも、房総なら結構暖かくてクラブ壊さずに散歩出来そうだし。

と言っても、結局天気予報はその日になってみないと当たりかハズレかわからない...ハズレの日の凍えるゴルフなんか絶対にやりたくないから、この季節にゴルフに行くことにはあえて踏み切らないんだけど。

そんな「冬」の日々のちょっとした時間の楽しみは、コーヒー飲みながら集まったヒッコリークラブをあれこれいじったり、集めた糸巻きボールを箱から出して触ってみたりする事。
こんな古い(けど未使用の)糸巻きボールは、もちろんとっくにその性能の寿命は尽きていて、発売当時の飛距離もスピン性能も全然発揮できない代物になっちまっているが...ヒッコリークラブなんかで打つ「打感」は今の高性能ボールよりずっと優しく気持ち良い。
当時だったら思う存分お前たちはその性能を発揮できたろうに...使われないまま箱の中で年を取ってしまって、それなのに「もうお前は寿命だ」なんてそりゃあ悔しいし残念だろう。
そのまま箱の中で腐っていくなら、俺に打たれて一度でも空を飛び、芝の上を転がり、カップに入る経験をしたいよなあ。
ただね、俺も下手クソだから...いきなり泳いて沈没したり、岩や木に当たって痛い思いしたり、草の深い中でそのまま行方不明になっても俺を恨まないでくれ。
箱の中より、自然の中でゆっくり余生を過ごす事で納得しておくれ。

ああ、そんなボールを百年もののクラブで転がしながらの散歩に、無性に行きたくなる時がある。
先月、シーズンの終わりなんだからと思い切って毎週ゴルフに出かけた為か、「ゴルフやりたい」気持ちに火がついちまったのかもな。
予定では3月までお休みなんだけど...2月の天気予報で「すんごく暖かい」なんてのが出たりしたら、大原御宿あたりにでも出かけそうだ。
スコアカードなんか全くつけずに、たまに出る「気持ちいい」ショットに満足しながら...そんなゴルフをしに。

ただね、もう2月あたりからあの「花粉症」の対策も考えなくちゃね。
不整脈の薬を飲まなくてよくなったから、今年は医者に行って「本物の」花粉症薬の薬を処方してもらう事も考えてみよう。
それで症状が楽になったなら、ひょっとして今年の春のラウンドは増えるかも...