ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2016年全米オープン最終日

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本当にD・ジョンソンと言う男は、面倒な運命を持った男らしい。
以前の全米プロの時の様に、いい調子で行くと何かの落とし穴に突き落とされる。
あの時は観客が踏み荒らしていた荒れ地の様なバンカー、今回は見ていた所まだアドレスに入る前に動いたボール。
一応ちゃんと付き添いのルール委員に報告して裁定を仰いでプレーを続けたのに、何ホールがプレーしたあとで競技委員に「プレー後に裁定する」なんて事を言われて....
これは無いよなあ...早速、マキロイやファウラーやスピースがツイッターで抗議していたみたいだが、ホールアウト後にいくつペナルティーが課せられるか判らない状態でプレーを続けるなんて、集中力や緊張感の維持が酷く難しくなるだろう。
ペナルティーならその場で宣告してもらえれば、気持ちを切り替えてまた集中して行けるだろうに。
流石にジョンソンもそのあと2ホールばかりは乱れてしまったが、その後はよく持ち直した。
何度も過去に痛い目にあった事が、諦めない強さになったんだろう...反対にチャンスを迎えながら結局また崩れてしまったウェストウッドやガルシアは、勝ちたい気持ちが強くなる分だけ空回りしてしまう悪循環に慣れてしまって「ああ、またか...」なんて気持ちになっているように見える。

これで、D・ジョンソンは短い時間のうちにメジャーを複数獲る事になるだろう。


しかし、見ている自分は彼等のゴルフをまるでドラマのように見ているだけで、自分と比べて興奮するなんて事は全く無くなったなあ。
以前のパーシモンの時代迄は、ニクラスにしてもバレステロスにしてもアイアンの番手なんかせいぜい1番手くらいしか違わなかったし、色々なものが自分のゴルフの参考になった。
だけど、今のあの連中のゴルフと言ったら全く自分達の遊ぶゴルフとは関係なくなってしまった。
何もかもが参考にならない....自転車に乗っている人間がF1のレースを見て、驚き呆れている様な感じだ。
全く共感は無し。
あっちはあっち、こっちはこっち。


で比べてみれば、ゴルフは自分でやっているジタバタゴルフの方が面白い。
多くの普通のゴルファーにとって、彼等のゴルフは自分とは共通のものが全然無いんだから、メジャーの試合にだって興味は無くなるよなあ。