ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2016年全英オープン2日目

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みんな身に覚えがあると思うけど...

ゴルフってヤツは、本当に「不公平な」ゲームなんだよなあ。
まあ、体力や体格に差があったって、それで体重別や飛距離別クラスに分けられていない...言わば柔道等の無差別級みたいなものと言う所もあるけれど、それプラス今度の全英オープンの状況だ。

2日目は、「これぞ全英オープン」と言う、「風」プラス「雨」プラス「低温」のスコットランドらしい天気。
昨日ゴルファーも観客も全員半袖だったのに、今日は半袖でプレーしている人が話題になる程の「全員長袖・セーター・レインウェア」の冬衣装!
強い風が吹き、ピンフラッグがしなり、横殴りの雨が降る...と言っても、この酷い状況でラウンドしているのは今日の後半午後スタートのゴルファー達。
「ゴルフの不公平」の最たる物...天気の当たり外れが、今回の全英オープンではあからさまに出てしまった。

1日目にスコアを伸ばしたのは、晴れてはいても風が止んだ午後スタートの組が多かった。
そして2日目は昨日の好天の影響が残る、風が吹きはしても穏やかだった午前スタートの組...つまり昨日好天でスコアを伸ばした組が、2日目も好天に恵まれてスコアを伸ばし、昨日午前中に風に悩まされた組は今日は更に酷い悪天候の中でスコアを崩す事になった。
1日目ラッキーだった組は2日目もラッキーな条件となり、1日目アンラッキーだった組は2日目更なるアンラッキーに見舞われた事になったのだ。
実際に見ていて、後半ラウンドしていた組はどんなゴルファーだって「絶対に」ミケルソンのように10アンダーなんて出せる訳ない...どんなに凄いゴルファーでもパープレーがやっとだろうと言う天気の中でのプレーだった。
でも、これがゴルフと言う事だ。
こういう「不公平」は、今迄の全英オープンでも他のメジャーでも何度も見て来た。

ゴルフの女神って言うのは、本当に性悪な悪戯好きの悪女なのだ。

それでもB・ワトソンやJ・スピースは、悪天候の中、悪いなりに耐えて予選は通過した。
耐え切れずに落ちて行った松山は、やはり地力が彼等の域迄達していないと言う事だ。
全米ではD・ジョンソンとガルシア、全英ではマキロイとB・ワトソン...それぞれ一流どころと同じ組になり、自分だけ遥かに及ばずに予選落ちと言う所・・・彼等とはまだ格が違うと言う事で、日本でチヤホヤされているのは勘違いに過ぎないと思って、精進して欲しい。
(潜在能力はまだまだあると思っているけど、あのスイングを疑問に思っているのはオレだけか?)

明日から三日目、トップグループとギリギリ通過グループがラウンドした条件が違い過ぎたので、3日目からのゴルフで条件が同じになってどうスコアが動くか...そこが楽しみだ。


さて、明日はどんな天気だ?
もし今日の午後みたいな天気になったら、トップグループのスコアが一編に落ちて来るはず。
その戦いを見てみたい。