ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

R&AとUSGAの、ゴルフルール変更への提言  (2017年3月4日)

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3月1日にR&AとUSGAによる、ゴルフルール変更への提言が発表された。
「提言」と言う事で、まだ本格的にルールを変える事を決めた訳ではないが、今迄色々と問題が起こりがちだった部分を出来る限りシンプルにすると言う事が一番の目的のようだ。

例えばイラストの様な場合、今迄はペナルティーがつくが、これらを全てノーペナとする。
...どうだろう?
これらは、今迄は「ペナルティー」がついたけれど、本来のゴルフゲームの流れや結果に「無駄に不公平になり、プレーに余計に時間がかかる」だけの事だったから、ノーペナにしてプレーを速め不公平感をなくす事はいいことではないだろうか?

「風が強くてボールが動き出しそうでアドレスに入れなかった」とか、「せっかくチャンスにつけたのに前の組の誰かが酷いスパイクマークをつけていた」とか、「バンカーに大きな石があってボールを打つと大事なクラブに大きな傷がつきそうだ」なんてケースは、ゴルフゲームの面白さや楽しさ厳しさとは無関係の障害なだけではなかったろうか?
実際プライベートで回る時にはあとから来るゴルファーの為にも、バンカーの石は取り除いておくし、スパイクマークは丁寧に直しておく。

他に、遠球先打は「準備ができた人から打つ」と言う事にしたいらしいが、それはスロープレー予防の為に多くの人が既にやっている事ではないか?
それに基本的にはプレーヤーの判断を尊重すると言う事で、我々のゴルフプレーが悪くなる要素や楽しみが減る要素は殆ど無いだろう。

クラブ規制で世界中のゴルファーに迷惑をかけた彼等が、やっとまともな変更の提案をした様な気がする。
(私は、あのクラブ規制とアンカリング禁止は「プロのみ」にするべきだった「改悪規制」だったと、未だに腹立たしく思っている。)

これら新ルールには全て「リラックス」と言う言葉がついているそうだけど、ゴルフが「play as it lies.」が基本である事は変わりない。

あの「6インチプレース」とか「前進ティー必ず使用」とか「ワンペナ特別ルール」なんておかしなローカルルールが大手を振っている、インチキコースのインチキゴルフには全然関係ない事なんだよな。