ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

そこの若いの! ゴルフやってみないか? ...2

イメージ 1

まあね...ゴルフやってみようか、なんて気持ちに「なるかも知れない」奴がこんなブログ見てるはず無いんだけど、てな気持ちでどうも調子が乗らないんだけどね。

空しいのを承知で、そこにいる若者に「ゴルフ」を勧めてみる。
どうせ、前に書いたグラウンドゴルフパークゴルフなんて試してみるはず無いだろうけど。

まあ、いいや。
ゴルフを経験した事の無い若者というのは、まず親族にゴルフをやる人がいない、友人にゴルフをやってる人がいない、勤め先でもバイト先でもゴルフの話なんか出ない...なんて環境のはずなので、自分には縁のない遊びだと思っているはずだ。
それにいかにも金がかかりそうで、本でもテレビでも口を開けばマナーだのルールだのって上から目線でうるさい事言ってるし、面倒くさい事この上ないって感じているだろう。
...まあ、実際そうなんだけど(金をかけようと思えばかかる、しかし、かけなくても出来る)。

でも、「どんなもんだか一度はボールを打ってみたい」、なんて思う部分は無いだろうか?
当たれば誰でも200メートル、飛ぶんだぜ。
人間が人力でぶっ飛ばせるほぼ最高の距離を、殆どの人が(老人だって女性だって)ぶっ飛ばせるんだぜ...若い奴ならもっと飛ぶし!
それに、考えてみれば凄いだろう...300メートル先に空いている、わずか10・8センチ(一升ビンの底の大きさ)の穴に、大抵の人はたった4回で入れられるようになっちまうんだぜ。

で、まずゴルフボールってのを実際に打ってみる経験をする事だ。
やってみなけりゃ続けるだけの興味が湧くかどうかわからないんだから、体験する為の金もなるべくかけないことを考えよう。
まず道具だけど、ゴルフ練習場で貸しクラブが置いてあるところがあれば、それを借りる。
ドライバー1本と7番アイアン一本でいい。
もし無ければ、中古ゴルフショップに行って、店内ではなく店外に置いてある安クラブを買う。
古いドライバーなら1000円くらいからあるはずだし、アイアンも単品があれば7番とか8番、なければ外にまとめて縛ってある様なもので1000円から2000円以下のものを。
どんなものでも良いけどグリップがまだカチカチやツルツルになってないものを選ぶ。

練習場に行く服装も別に何でもいい。
ただ靴だけはスニーカーなどの運動靴にする...サンダルや革靴では動き難いし怪我をする可能性もある。

練習場では1時間打ちっ放しで1000円くらいのでいい。
場所は絶対に1階を避けて2階か3階に。
打席は真ん中より左右の端っこの方がいいだろう...そこから広い方向に打つつもりで。

打ち方は、とりあえず10本指で握り、ティーアップしたボールをパークゴルフのように打ってみる。
フェースに当たると、パークゴルフのボールより遥かに軽い感触で遠くに飛んで行くボールに驚くはずだ。
パークゴルフを経験してない人は、ティーアップしたボールをとりあえず横に払って打ってみる。
ほぼ水平に払う様な感じで、腕が地面と水平になる以上に手を上げない(テレビで見た事のあるゴルファーのスイングは考えない事)。
注意点は二つ、頭を横に動かして反動をつけない事と、ボールを上に上げようとしない事。

アイアンも、やはりティーアップして同じように横に振ってみる。
身体の曲げ加減を変えてみると当たりやすい角度がわかってくるだろう。

今回は、くれぐれも手を地面と水平より上に上げない事。
空振りや当たり損ねばかりでも、何球も打って行くうちにたまにいい当たりもあるだろう。
ただし、ともかく当てようと言う打ち方をしていると自分が変な格好で打っている事に気がつくだろう。
いわゆる「ゴルファー」と言われている連中とは違う打ち方...これはゴルフ教室やレッスンプロに教わって始める人とは違う、独学で始める人達に共通の打ち方だから気がつけば治せる(詳しくはまた次回)。

で、そんな自己流の打ち方で1時間打っているうちに、気持ちのいい当たりはあっただろうか?
意外に遠くに飛んで行ったボールは無かっただろうか?
ドライバーは勿論、7番アイアンだってそんな打ち方でも100メートル前後は飛んだ事に気がついただろうか?
これで、野球ならホームランの距離。

もし、もう一回打ちたい気持ちになるようだったら、今度は少し格好の良いスイングにしてみよう。
(コツは簡単なんだ。)

いや、やっぱりこんなものは好きになれない、やりたくもない...という人は残念だけど、他の遊びに行った方がいいかも。
でも、他の遊びも本気になれば「実はゴルフより金がかかる事が多い」というのを、私は経験の上で知っている(笑)。

敢えて言う。
ろくに当たらなくてもゴルフボールって飛ぶもんだろう?
コースに出て緑の芝の上、青空の下でゴルフボールを打った事を想像してみろよ。

「もうやめた」、という人以外はまた次回。