ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

変態ゴルフ道楽の極2...折れたのとトンデモと

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松村博士からの連絡以来、ずっと考えていた。

どうせゴルフ本来の王道から外れた変態ゴルフ、残り少ないゴルフ人生の事も合わせて「出来る事を極めてやろう」か?
ヒッコリーの魅力は、今みんなが苦しんでいる「良いスイング、正しいスイングを作る」と言う作業がいらなくなる事。
つまりある程度ゴルフをやった人が何回か素振りをすると、ヒッコリーシャフトが勝手にトップからフォロー迄動いてくれて、それに任せてスイングすればヒッコリーのクラブ独特の打球で飛んでくれるのだ。
自分の腕が手首が腰が膝が...なんて事を考えなくてもスイングが出来る不思議なクラブ、それがヒッコリーシャフトの特徴だと思う。
ただし、今の硬い2ピース3ピースのボールを打つと簡単に折れてしまう可能性が高いので、もう生産されていない糸巻きボールを見つけて使わなくてはならないんだけど。
当然飛距離は出ないし、スコアを作るのは至難の業だろうけれど、それ以上に落ち着いて優雅な自然の中のボール遊びを体験出来る...少なくとも「ホールを制圧してやろう」なんて気持ちではなく、「このホールの旅を楽しんでみよう」と言う気持ちになれる。
ショットはもちろんアプローチもパットも「ああ、そうなるんだ」って気持ちで、数字の多少なんて問題じゃなくなる。

と言う事で、ちょっと無理をしてオクに出品されているヒッコリーシャフトのクラブを買い集めてしまった。
都合ウッド4本、アイアン10本、パター2本!
特に最後のウッド3本には金がかかった....とは言っても、全部合わせても最新流行のドライバーを定価で買うよりは安かったと思うが。

昨日、先に届いていたアイアン9本とウッド一本を練習場で持って行って、低くティーアップした上でハーフショットを打ってみた。
もちろん折れる可能性があるので優しいアプローチ程度のヘッドスピードから、普通のハーフショット迄1球ずつクラブの様子を確かめながら。

中に3本ステンレス製のヘッドのものがあり、ヒッコリーのシャフトも状態が良さそうだったが...そのうちの1本ミッドアイアン(2番相当)が、最初のゆっくりのショット1発でヒビが入って折れてしまった。
普通のハーフショットだったらヘッドが練習場の中迄飛んで行ってしまったろうけれど、ゆっくりだったので写真の用にヒビが入った状態で済んだ。
それでも他のアイアンは5球ずつくらい打ってみたが、意外としっかりしていてハーフショットぐらいでは使えそうな状態だった。
(つまり今の所「外れ」は1本だけ、あとはなんとか使える「当たり」だったと言える。)

それから1本だけトンデモアイアンがあった。
他のクラブより100グラム以上重く、とても他のヒッコリーシャフトの様には振れないし、当たらない。
メーカーも何も裏面全体に鉄をザックリと溶接してあって判らないが、まるで鉄の塊!
普通のスイングではヘッドが効き過ぎていて、ボールになんか当たらない....アプローチ程度に上げてただボールの後ろに落とすとボールが上がるので、バンカー用かアプローチ用に自分で改造したんだろうか。
それにクラブの規制と言うのはこの頃あったのか?
色々な事を想像させるトンデモアイアン...これもまた変態ゴルフの楽しみだ。

シャフトによってヘッドによって色々と球筋が変わるので、詳しい事はまた後日。
明日のホームでのラウンドで、何本か使ってアウトイン1ホールずつは糸巻き・ヒッコリーで楽しんでみる事にする。