ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

シャフトを振る事  (2016年11月22日)

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ゴルフスイングとは「ヘッドに仕事をさせる事」と言うのは、以前から言われ得て来たゴルフスイングの究極の真理である。
体力とか柔軟性とか、フラットだとかアップライトだとか、シャフトクロスだとかオーバースイングだとか、ダウンブローだとかアッパーブローだとか、スイングフォームが奇麗だとか醜いだとか...じつはそんな事は大した問題じゃない。
一番大事なのは、「クラブヘッドで打ったボールが自分の思う通りに飛んでくれる事」「思った場所に打てる事」であって、「打った格好がどんなだった」って事は関係ない。
まあ、それに「気持ち良く打てたか」が、ゴルフを商売にする人以外には大事な事だが。

そのヘッドに繋がっているのがシャフト。
自分は、そのシャフトをあまり重要視していなかった。
若い頃から腕力体力に自信があり、ヘッドスピードが軽く50を越えていた為、「その力に負けずにボールをぶっ叩けるシャフト」と言う事をシャフト選択の第一の条件にしていた。
だから今迄のゴルフ生活で使ったシャフトは、アイアンは殆ど全部スチールのSかX(カーボンのSやXを使った事もあったが合わなかったのですぐやめた)。
ドライバーやウッド系は、ダブルXとかFM8・0くらいのものばかり。
最近でこそウッド系はカーボンのSを使っているけど、RやSRのシャフトを使ったことは無かった。

それがひょんな事からヒッコリーシャフトのクラブを使うようになって、「あれ?」と思うことが多くなった。
最近ニブリックとマッシーニブリックが、かなりちゃんと打てるようになって来て、特に100y以内のニブリック・マッシーニブリックが本当に良くピンに絡む。
この感触が凄く良い。
「シャフトにボールを乗せる様な感じ」でボールを運べる。
殆どピンの真上から落として行ける。

先日、この「ボールをシャフトで運ぶ」様な感覚が気に入ってしまって、自分の持っているヒッコリー以外のアイアンやウッドを打ち比べてみた。
まず以前からのエースだった黒トップやDGのスチールの刺さったホンマやクリーブランドが、まるで「硬い鉄の棒を振っている」ように感じる。
かと言ってうちの奥さんのレディースのLシャフトを振ると、「鞭のようによくしなる」けど、ヒッコリーシャフトの様な気持ち良さは無い...むしろヘッドが動き過ぎて始末に負えない。
(ヒッコリーシャフトは木材の為に、シャフト全体がしなる感覚なのだ...決して「手元調子」とか「先調子」と言った感覚ではない。)
ファットシャフトカーボンのRのアイアンもあるが、これも近いけれども違う。

自分の感覚で「これなら」と感じたのが、ミズノのアイアンの軽量スチールシャフト。
NSプロの950だけど、意外にヒッコリーと同じように振れる。
ウッドでは7Wのユニフレックスのスチールシャフトがいい感じだったけど、ティーアップして打つクラブは、まだ自分もヒッコリーでも上手く打てないので、カーボンのSでいいだろうと思う。

まあ、こんな「気づき」は多くが「気のせい」の事が多いんだけど、ヒッコリーで遊ぶ事で「気がついた」事だから、ちょっと追求してみたい。

正直、ヒッコリークラブでミッドアイアンはまだ上手く打てないし、マッシーも成功確率5割程だから、偉そうな事は言えない。

今週末の月例、丁度誕生日なのでそんな「気づき」を参考にして、十分楽しんで来たい。
(月例じゃなければ、こんな日はヒッコリーで遊びたいんだけどね。)