ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ちょっと待て! タマはいじると癖になる。

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「ちょっと待て! タマはいじると癖になる」...川崎肇。

川崎肇は、昭和初期を代表するアマチュアゴルファー。
日本アマで1919年・1924年・1925年に優勝して3勝、これは日本人として初めての3勝であり、2連勝であった。
1924年の日本のアマチュア選手の海外遠征にも選ばれている。
大正2年に駒沢に出来た東京ゴルフ倶楽部の、所謂「駒沢育ち」を代表的する英国スタイルのゴルファーだった。
後年左目を失明し、ゴルファーとしては不遇の晩年を送った。

何となく、聞いた瞬間「ドキッ」としたり「ニヤッ」とする言葉だろう?
...ゴルフってヤツをするなら、常識で当然で当たり前でルールやマナー以前の「ゲームの根本」である「play it as it lies」のことを言っているだけなんだけどね。

いじりゃあクセになるんだよ。
気持ちいい思いしたいからいじるんだろうけどね、それをやっちゃあおしまいなんよ。
一回いじれば、もう二回三回と際限なくいじり続けて、それが当たり前...そうしなくちゃいられないくらいになっちまう。
つまり「いじり中毒」だな。
そうなると、いじらないでやるなんて事は考えられなくなっちまって、いじる事に対する抵抗なんて無くなっちまう。
迷惑なのは、そんなヤツは他人がいじらないでやっている時に、それが気に入らなくなる訳よ。
自分だけいじっていて、そいつがいじらないで楽しんでいるのがわかると、自分が変態にでなった様な気がするんだろうね(変態なんだよ)...「いじっていいんですよ」「いじらないんですか?」なんて言って来たりするのよ。
冗談じゃないよ、俺はいじらないのが当たり前だと思っているんだ。
いじり続ける変態なんぞと一緒にするんじゃねえ! ってなもんよ。

そう、いじらなくちゃ済まねえヤツなんぞ、「ゴルフをやってる」なんて言う資格はねえんだよ。
80を切っただあ?
いじった数を足してみろってんだ...それがおめえの本当のスコアだよ。

でもねえ、最近はコースの方がみんな「いじっていいよ」って言うんだよなあ。
「うちのゴルフ場に来る人はみんな変態になっていいんです。」
そう言ってるみたいなもんよ。
まったく..あっちでもこっちでも、恥ずかしげも無くいじりやがって。
お天道様の下でそんなにいじくり回して...ちったあ恥ってもんを知れよ。
一度打ってったら、グリーンに乗るまでいじらないのが「ゴルフ」ってもんよ。
そりゃあルールではいくつかいじっていい場合があるけど、そんな場合以外は絶対いじっちゃダメさ。

川崎さん、もっとでかい声で言わなきゃダメだなあ。
「タマはいじると癖になる」って。
コースも「いじっていいよ」なんてローカルルールは、「うちはいじらなきゃ満足にプレー出来ません」って宣言してる様なもんだぞ。
「うちではいじるな!」くらい言って欲しいもんだ。


それにさあ
タマはいじるもんじゃなくて、いじられるもんだ。
あ、これは別の話ね、ゴメン。