ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ヒッコリーマスターズのために!

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銀座のカレーショップ「HARE GINZA」の、YASO氏主催の「ヒッコリーマスターズ」。
これは、1月22日にダイナミックゴルフ成田コース(12ホールで、ミドルホールが二つある)で、ヒッコリークラブを入れてアイアンとパター、計3本で回る大会をやろうというもの。

私を含めて、最近縁あってヒッコリークラブを体験した人達が、その衝撃的なヒッコリー体験を出来るだけ沢山の人に味わってもらいたいという事で企画された。
ただ、それには使えるヒッコリークラブの絶対数が足りない...そこにブログ仲間の「松村博士」の紹介で、ヒッコリークラブの収集家でもある「ノスタルジックゴルフ」の勝馬鉄舟氏を紹介してもらい、クラブを貸してもらう事になった。
しかし、使う事が目的で集めたという勝馬氏のクラブも、事故を起こさないためにも打ってみてチェックしてみようという勝馬氏の提案で、今日は試打をする事になった。

「松村博士」の案内で、野方の「ノスタルジックゴルフ」を訪ねてみると....なんと床の上に、ドサッとあのヒッコッリークラブが...

そこにあったのは、貴重で高額なアイアンやウッドを除いて、数十本。
まだ他に、別な場所に数百本のヒッコリークラブがあると言う。

とりあえずそこの数十本を車に積んで、近くの練習場で4人で試打大会。
私はヒッコリー経験はYASO氏に借りて打った1本だけだが、これだけ違う種類のクラブを打てるというのは、ゴルファー冥利に尽きると言うもの。

それぞれのクラブを実際に打ってみると....やはり、一度打つと無理無く振れて...ちゃんと当たる。

今でいう、ロングアイアン、ミドルアイアン、ショートアイアンに相当する、ミッドアイアンとかマッシーとかニブリックだとか....それぞれちゃんと打てるし、球筋も面白いし、何よりも打感が最高に良い。
ヒッコリーウッドも打ってみたが、これはちょっと頼りない気がする。
もちろんちゃんと打てて、飛んで行くが...全てウッドというのが、工芸品のようで強く打つ気になれない。

勝馬氏は「古いものなんだから、壊れたってしょうがないよ」「どんどん打っていいよ」と言ってくれたのだが...

ちょっと打ってみて、少しヘッドが動くものとか、ひびが入っているものもあった。

しかし!
ちゃんとしててヘッドが動いたりしないものが...折れた!
私がアイアン1本、ウッド1本...折った...
YASO氏が、アイアン1本...

勿論ダフってなくて、ちゃんとボールに当たったのに、ボールと一緒にヘッドが折れて飛んで行った。
...これはショックだった。
「やっぱり折れるんだ...」

あとでシャフトとヘッドを分析した松村博士は、「ウッドは見えなかったネックの部分にひびが入っていた。」
「アイアンはネック部分のヒッコリーが乾き過ぎて、カラカラになっている」とのこと。

勝馬氏も「ヒッコリーシャフトのクラブは、打ち込んじゃいけない」「払うように打つ」と。

前に使ったYASO氏のヒッコリーアイアンは、状態が良くて打ち込んでも今のアイアンのように打っても大丈夫だったが、普通のヒッコリーアイアンはネックの状態が見た目では判らないために決して打ち込んではいけないものだと。

やはり木製のため、折れる時は本当にあっさりと折れる....これが、それを体験した自分の感想。
気をつけよう...昔のゴルファーの写真のように、ゆっくりと払うように打つ...これがヒッコリークラブを使うポイント。

皆さん、ヒッコリークラブを体験したければ、どなたでも無料で借りて体験出来る「ヒッコリーマスターズ」に参加しませんか?
詳しくは
http://yaso.hare-golf.co/

でチェックしてみてください。
ヒッコリークラブ...これは、本当に凄い。
これを知らずにゴルフを続けるのは、じつに「惜しい」話。

(なお、「ノスタルジックゴルフ」では、使用可能なヒッコリークラブを1本五千円から販売も可能との事。)