ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2011年 花のマスターズ最終日

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最後の18番のパット迄、優勝が決まらない面白い試合だった。
これだけ複数のプレーヤーが、最終ホールのパット迄絡んで来た試合なんて、記憶に無いくらいの混戦だった。

そもそもは、「やっぱり」のマキロイの大崩壊。
昨日の後半にもちょっと感じたけれど、パットで手が動かない。
きょうは、1メートル前後のパットを悉く外して崩れて行き、ショットも乱れて来て、なんと80の大叩き。
強気のインタビューで知られているが、こういう崩れかたは心に深く傷を残す事が多く、彼のこれからのゴルフ人生が心配になる。
以前にも、全英オープンで初日から飛び出した若手が、優勝が見え始めたとたんに大叩きして、その後消息を聞かなくなった、なんて事があったし。
元々ショットはいいのだから、次のチャンスの時にこの記憶を乗り越えて優勝出来れば、ものすごく強いゴルファーになれると思うけど。

優勝争いは、デビューの頃は「ホワイトタイガー」と呼ばれた才能があったのに、酷い不調に陥っていた(一説には女性に振られたためとか)アダム・スコットが復調して来て後半をリードしたが、さらにその上を行ったシュワルツェルが逆転優勝。
18番迄の連続バーディーは圧巻だった...1ピン以上のパットを悉く入れて来た。
やはり、メジャーは長いパットが入る選手が勝つ、ということか。

復活を賭けたタイガーは、ショットは全盛期のままだが、決定的にショートパットが入らない。
...思えば、名選手の黄昏は、皆こういう状態だった...

石川は、結局3アンダー。
見事だと言えるけど、同世代のマキロイ、デイが優勝争いに加わっていたのに比べると、まだまだ物足りない。
次回は必ず優勝争いに加わってもらいたい...もうマスターズに出ただけ、予選を通っただけで満足して欲しくはない。

松山は、百点満点だろう。
どうせ将来はプロになるのだから、来年のマスターズに出られたら、プロとして活躍してもいらいたい。

うん、今年のマスターズは面白かった。
面白かった...けど、眠い。