ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2013年マスターズ2日目

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朝早く起きるのは、ゴルフに行くとき以外は非常につらい...

それでもなんとか起きてテレビをつける、マスターズ2日目。
前夜に雨が降りグリーンが遅くなったが、晴れるに従って風が出てスコアが伸びない状況らしい。

1日目に遅いスタートだったF・カプルスは、早い時間に5アンダー(今日1アンダー)で上がった。
2日目だから体力も精神的な疲れも、まだ余裕があるのだろう...安定したゴルフだ
この通算5アンダーが今日2日目の当面の目標スコアになった。

タイガーがこれだけパットが入る時は、やはり強い。
15番の3打目がピンを直撃して、跳ね返って池に落ちた時も表情に大きな変化はなかった。
そして同じ場所から打ち直した4打目をきっちりピンにつけたのを見て、タイガーが勝つ確率が6割くらいになったな、と感じる。

上位にいたD・ジョンソンやJ・フューリクは、思わぬところでダボを叩き後退する。
B・ワトソンやF・ミケルソンは、延ばしきれずに停滞。
代わりに、石川遼と同じ世代と言われる、J・デイやR・ファウラーがスコアを伸ばしてくる。
マキロイもまだ死んでない。

この20代前半のデイやファウラー、マキロイらのゴルフを見ていると、今日5オーバーと崩れてやっとぎりぎりで予選通過できた石川遼のゴルフがひ弱に見えてならない。
いつも通り、2日目のバックナインでチャンスもものに出来ずにぐずぐずと崩れて落ちて行くゴルフは見ていて歯がゆい。
特に2日目の最終2ホールで必ずスコアを落とす、なんて事をもう何回繰り返しているんだろう。
ほとんど全部のパットをショートする今日のゴルフを見ていると、これは技術より精神的な弱さなんだろうと感じる。
地元誌に「絶対優勝できないゴルファー」なんて書かれるほど、アメリカでは今回の「招待」が不公平であり不合理であると思われている。
彼にはマスターズに出る「資格」も「実力」もないのに、という訳だ。

予選をかろうじて通ったので、このあと2日間のプレーでそうした世間の感じている事を打ち消すくらいの事が出来ればいいのだが...
結果を出せなければ、もう二度とこうした変な「招待」を受けずに、地道に米ツアーで腕を磨いて結果を残し正々堂々と出場した方がいいだろう。

放映しているテレビ局の姿勢も...というより、テレビ局の意向での出場なんだからしょうがないのかもしれないが、好スコアでバックナインをプレーしている上位のゴルファーより、石川のラウンド結果ばかりを繰り返し放送し、最後は練習場でパットの練習をする姿を延々と映し続けるなんて、早朝から見ている人間を本当に馬鹿にしている。
石川には粘って上位を目指して欲しいけれど、あと2日間優勝争いそっちのけで下位に低迷する石川ばかり映されるのでは気が重い。

明日のムービングデイ、緊張と運命の最終日、我々はオーガスタを攻めに攻める真の実力者達のプレーを見たいのだ。
あと2日間、石川はテレビに映るためには優勝争いをする位置まで実力で上がってくるべきで、トップから3打差以内に13人がひしめいているこの混戦の状況で、テレビ局は絶対に石川中心の放送なんてしないようにして欲しい。

優勝争い...タイガーと一緒に回っても自滅しないような、逞しい挑戦者の登場を期待する。
願わくば、タイガーと若手の激突の間を縫って、50代のベテラン4人の誰かの優勝を...