ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2010マスターズ2日目

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石川はラスト9ホールがバタバタになって、1打足らずに予選落ち。
これはテレビ局をはじめとするマスコミにも責任があるんじゃないか。
予選落ちがほぼ決まるまでに、やはり今日も同じ石川の録画を3回も放送するテレビ局。
石川の予選通過が危なくなってから、あわてて予選を通過するのが確実になった池田のこの日のプレーを1回だけ放送するテレビ局。
こういうメディアの期待に応えようとする石川は、最後は予選通過だけが目標になり、結局そのプレッシャーで残り9ホールでボロボロになるというのがパターン化しつつある。
このままでは、メジャーで予選通過して上位で活躍するなんて事は、将来もとても出来ないだろうとさえ思う。

池田は、「今度は自分にメディアが殺到するだろうけど、どうせ石川がいなくなったせいだ」と割り切って、メジャーの雰囲気を思い切り楽しめばいい。
予選をあっさり通ったものと、経験するほどに予選通過がプレッシャーで厳しくなる立場のものとの違いは大きい。

優勝争いは今の状況では全く判らないが、タイガーが一番余力を残して戦っているように見える。
リー・ウェストウッドにタイガーコンプレックスがあるかどうか。
一位タイなのにやっぱりこの日一回も移らなかったイアン・ポールターも同じ...普通のプレーをしていてはタイガーに勝てそうもない。
その点、アンソニー・キムの「でたらめ」とも言える攻撃ゴルフは、噛み合えばタイガーにも通用しそうに見えるのだけれど。
フェアウェイキープ率最下位で今の位置にいるのが、とてつもなく面白い。

最年長のワトソン、やっと映ったけれど...なんだか背中が丸まって「おじいさん」みたいに見えるのが気になるなあ...スイングの歯切れの良さは若い時と変わらないのに。
それに比べると「孫」の世代とも言えるマナセロ...16歳のイタリアの顔の濃い若者は、これからどんなゴルファーになるのやら。
さあ、石川がいなくなって明日からはタイガーばかり映すんだろうけど...これは「ゴルフ中継」で、「タイガーショー」じゃないんだからね...テレビ局さん、わかってる?