ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

11月だ...もう

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もう11月だ。

中禅寺湖近辺の紅葉はもう終わりかけているってのに、関東低山の地味な紅葉はまだちょっと早い。
地元の人間には全く評価されていない、北関東低山の地味な紅葉が俺は好きだ。
特別鮮やかな赤や黄色の色は無く、ただ茶色から赤に近い色までのグラデーションで、名もない低い山々が染め上げられる...息を飲むほどの絶景では絶対に無く、多分ここに暮らす人々には立ち止まって見るほどの存在感も無いんだろう。

だけど、俺にとっては確かな秋の風景だ。
赤とんぼが舞い、俺の好きな藁を焼く匂いが枯れた田んぼを流れて行く。

冬になってしまえば出来ない遊びを、秋のうちに出来る限り楽しんでおこうと...ちょっとした焦りを感じている。
まあ、季節が人生と連動しているようなものだから、「冬が来る前に」ってのは切実だ。

...気温が最高気温で10度以下になる前に、寒い木枯らしが吹きすさぶ前に、地面が固く凍りつく前に、池や水路に氷が張る前に、厚着しすぎて体が動かなくなる前に、心臓が凍え肺が凍りつき血圧が上がり、鼻水が垂れマスクからの息でメガネが見えなくなるまでには...もう僅かな時間しか残っていない。

多分、11月一杯は大丈夫のはず。


つい先日、衆院選挙が終わった。
コロナ・温暖化・収入格差・生活レベルの格差拡大・人生の夢の喪失・不公平感の充満...等々、まだまだ問題は沢山あった筈なのに、投票率の低さに驚く。
期日前投票や、俺達が言った朝の投票所の混雑から考えて、今までにない高投票率だと思っていたので「戦後3番目に低い」投票率ってことが信じられない。
確かに「自分のたった1票」なんてものに何の力も意味も感じられないかもしれないが、投票しなかった人間には今後一言も政治に対する発言権は無い。
どうせそんな投票もしない人間は、無理に行かせてもフェイクの煽りや扇動に乗って簡単にあっちに行ったりこっちに行ったりするだけの、ただ迷惑なだけの輩なんだろうけれど...簡単に権利を捨てるって事、ちょっと考えた方がいい。


投票した人間は、これからの政治を目を開いて見て行こう。
そして今は、政治のプロとしての「政治家」に期待しよう。

 

11月だ...俺の誕生月だ...たった30日しかないぞ。