ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

隙あり! 一本勝った気分

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天気予報は日本全国ほとんど雨。
特に西日本は大雨で、関東地方も南の方で「大雨注意」。
雨のゴルフは全くの論外、かといってうちの奥さんが晴れ上がった夏の日差しに当たったら、間違いなく熱を出して何日か寝込むことになる。
5月末なんて、そんな季節だ。
「晴れ時々曇り」なんて天気でも、日陰を見つけて日差しから逃げながらのプレーになる。
一番いいのは「曇り時々晴れ」...たまに雲の間から5月の太陽が見えて青空が見え、またすぐに太陽は雲の向こうに隠れる、なんて天気。

週間天気予報はどこも「この一週間はずっと雨」だったので、今週ゴルフすることなんて考えてなかったのが...うちの奥さんが、やっと身体の復調を感じて来たらしく「一年半ぶりにゴルフをやってみたい」と言い出した。
...思えば一年半前の9月に、あの思い出のボナリ高原ゴルフクラブでホワイトタイガー54さんを交えて3人で遊んで以来のプレーの希望だ。
あのボナリではWT54さんも驚くような調子の良さで、ショットはほとんど芯でとらえ、実に気持ち良さそうなプレーをしていた(スコアはパットがド下手なためにいつもと変わんなかったけど)。
本人はこのころから体の異変を感じ始めていたらしく、この年の10月にもう一度一緒のゴルフに行った時には、全く元気も無く体力も落ちていてプレー自体が辛そうだった。

それから病気の診断と1年以上の辛い治療となり...体力も髪の毛も気持ちも削られて闘病して来た。
本人も、もう2度とゴルフは出来ないと覚悟していたようだった。

しかし、医者と薬と最新治療に恵まれて、今年になって「寛解」と診断され(もちろん経過観察は続くが)、徐々に体力と気力を戻して来た。

毎日4千歩以上を歩くことを基本に付き合って来たが、ゴルフに関しては本人がやりたいと言う迄は再開するつもりは無かった。
(俺自身彼女が闘病中にゴルフに行く気にもなれず、良い結果が見え始めてから年間5〜6ラウンドをしただけだった。)

ここに来て体重も増加し、散歩の距離を伸ばして平気になって来たことから、本人にやっと久しぶりに芝の上を歩いてみたい気持ちが出て来たようで、「天気が良かったら東の宮に行きたい」と言い出した。
(今の俺のホームの東の宮ccは、彼女にとって広くて綺麗で一番ストレスが溜まらないコースなんだそうな。)

ただ、彼女の言う「いい天気」には条件があって、「曇りで気温が暑くなく風が気持ちいい」と...難しいよなあ。

ところが....昨日の天気。
東京は基本雨なんだが、栃木のあの辺りだけ「一日曇り...時折薄日が差して、14度から21度で涼しい風が吹く」らしい。
で、前日に短いおばなコースの7時37分スタートを予約して、1年半ぶりのゴルフ決行となった。

うちの奥さんの不思議な事は、練習に行ってもろくにボールに当たらないので練習はしない(してもしょうがない)。
しかし、コースに出ると不思議なくらいちゃんと当たる。
グリーン周りに着くまでは、女性にしちゃあ大したもんだってくらいにトントンとミス少なく打っていける。
最近はアプローチも覚えてきて、2回に一回は俺より寄ったりする...しかし、本人も「嫌い」と言うようにパットが超ド下手なので、そんなにナイスアプローチをしても絶対に入らない。
だからスコアカードは持たず、スコアもつけない。

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いい天気だった。
陽の光から逃げ出さずに済み、風はいかにも5月らしい涼しい「高原の風」。
ほとんど汗をかかず、思ったほど芝も濡れておらず、グリーンの状態も悪くはない。

レストランが営業を始める9時半前(上がったのは9時前)にハーフを終わり、10時半に午後のハーフをスタートさせて昼頃にラウンドを終える。
ストレスなく回れたので、うちの奥さんも筋肉痛以外に疲れた様子もなく、1年半ぶりのゴルフを十分楽しんだようだった。
そして、「天気の良い日にまた来たい」と。

...ゴルフをプレーすることは人生をプレーすること、次のラウンド希望は生きる希望...そんな昔のゴルファーたちの言葉が聞こえてくる。

雨が続く季節ではあるけれど、梅雨の季節は今年前半シーズンの最後のチャンス...梅雨が終わり、夏になったら暑くてプレーは絶対無理なんだから、雨の隙をついてまた一本!のゴルフを狙う価値がある。

 

...俺は今日筋肉痛が酷いが、彼女はきっと明日からだろう(笑)。
彼女の筋肉痛が治った頃に、いつ頃また行きたいか希望を聞いてみよう。