ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ついにあの神戸ゴルフ倶楽部に!・2

気持ちの良い風が吹く中、女性陣3人が前の組(wt54さん、メイプルさん、うちの奥さん...現役・元競技ゴルファー2人と一緒でガチ素人シニアゴルファーのうちの奥さんはちょっと可哀想だった)で、このコースを何度も経験しているmizuoさんとポイゾンさん、それに業界人でもあるwさんにこのコース初体験の俺の4人で二組目。

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1番ホール、グリーン左に外したラフからのアプローチは少しグリーンオーバー...そのラフが深く難しく、見つけるの苦労し、脱出に3打を要して計7!
こんな場面ではバウンスがないのが難しいが、それでも面白い。

グリーンは速くはないがいい転がりで状態も良い。
海が影響しているのか、なかなか傾斜が読みづらい。

このコースのラフは、みんなが見ていてもボールを見つけるのが難しい状態で、このコース1番の一筋縄ではいかないトラップ。
何番だったか忘れたが、フェアウェイからポンと入ったグリーン前のラフで、5人が見ていたのに俺のボールはとうとう見つからなかった。
ここのコースの女神様は、よっぽど俺の糸巻きボールが欲しかったらしい。
(ちゃんとその次のホールでは、お礼にパーをプレゼントしてくれた。)


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このコースは想像してたよりずっと1ホール毎の変化が楽しい。
打ち下ろし・打ち上げ・広く見える・狭く見える・遠く見える・近く見える...このコースを手作業で作ったいにしえのゴルファーたちは、後にここで遊ぶゴルファーたちにどんな夢を見させたかったのか。
現代クラブで何度かここで遊んだことのあるゴルファーには、ある程度以上に計算のできる短いコースなんだろうが、百年もののヒッコリーで全く未知のコースとして遊ぶ俺には、ここは波乱万丈・千変万化の物凄く楽しい旅の舞台となる。
それにしてもなんという...フェアウェイなのか(笑)。

そしてここのコースは10番ホールでターンとなる。


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そりゃあ、「大人の遊び場」だったら昼にはビールは絶対必要。
ただ1人飲めないうちの奥さんがちょっと可哀想。

各ホールにはそれぞれニックネームがついていて、ここを作ったゴルファーたちの遊び心が想像される(ちょうど、あの川奈の大島コースのように...手作業で作ったコースは、重機で作っちまったコースより、そうした人達の思い入れが強いのかもしれない...海が見えることも似ているし)。


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しばしの歓談の後、残りホールの遊びに出かける。
いい同伴プレーヤーであれば、会話も熟れてプレーに笑いが多くなる。
いいプレーには拍手、いいプレーなのにアンラッキーな結果にはもっと誠意を込めて拍手。
それがゴルフなんだよなあ...と、同情を込めて。
色々思いを込めた上での、自分の大ミスショット・珍プレーは涙が出るほどおかしく楽しい。
いいプレーは神様のプレゼント、ヘボなプレーは自分の実力。
そんなことが自然に納得できる、ここは大人の遊び場だった。

どうだ、百年たってもきっといまだにここで遊んでいる「ゴルフ狂の先達の方々」よ、俺のプレーで思い切り笑ってくれたか?


城巡りの足の疲れが残っていて、毎ショット打つときには息も絶え絶えで、足腰の筋肉がプルプル震えて、いつ攣るかわからない状態だったのは、ひとえに俺の不摂生の賜物。
コースに、全然文句はありません。

で、まだその上に楽しみは残っているんだし。