ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

安いオープンコンペ参加(だけど絶対拾い物!)の今年14ラウンド目。(うぐいすの森水戸)

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「俺たちの人生、もうあと何回ラウンドできないかわからないんだぞ」と声をかけても、うちの奥さんはまだ体力的に毎週ラウンドするのは無理だと言う。
なので、奥さんは隔週で月2回、俺はできるだけ毎週12月まで、と目標をあげた。
俺は、もう健康寿命の平均になっちまったわけだから、体が動くうちは・なんとか遊べるうちは、「これが最後かもしれないゴルフ」を遊び尽くすつもり。
元気な明日がまた来るなんて保証は全然無いんだと、肝に命じて。

しかし、秋の「一番ゴルフに向いている季節」だからか、なかなか一人でのゴルフプレーが難しい。
千葉の房総方面は、総じてプレーフィーが高い。
一人1万円を平気で超えるところが多いし、2サムで行くつもりでも、あの憎っくき「2サム割り増し」を取るところが多すぎる。
ゴルフ場の事情も理解出来るが、俺たち貧乏人の年配ゴルファーにとっては「二人でやるなら、三人分金払え」ってコースの態度が頭に来て、「2サム割り増しがあるコースなんて絶対行かない」としている者が多いことがわかっているのか?...クソコースめ。
確かにゴルフってのは本来金がかかる遊びだ...しかし、そんな流れの中で奇跡的に「金のない庶民もゴルフが遊べる」時代が作れたこの日本で、「貧乏人は来ないでくれ」というコースには普通の庶民ゴルファーは絶対に行かないほうがいい。
どうせ、俺たちの子供の世代は「車」を維持する負担が大きくて、「車を持てないからゴルフをやらない」なんてのが普通になってしまってる。
我々貧乏70代が死滅した後に、そんな多くの日本のコースがどうなろうと知ったこっちゃない。

で、我々は「安くて面白い」コースを探す。 
関東北部には、そんなコースがまだまだ多く、プレーしてみると「これは儲けた!」「来てみてよかった!」「意外な穴場だよここは!」なんてコースがたくさん頑張っている。
この「うぐいすの森ゴルフクラブ水戸」は、元TPC水戸後楽園カントリークラブと言って、作った時にTPCの名をつけたのは「アメリPGAの試合ができるレベルのコース」という話だったのが、完成後に流石にコースの地形に無理があったのでTPCを外して...という話らしい。

実際に、俺のホームである東の宮カントリークラブのすぐ近くなのにここでプレーしたことが無かったのも、コースの地形の評判を聞いていたからで、現代クラブで振り回していた頃ならボールを無くしすぎてキレていたようなコースだった。
しかし、今遊んでいるヒッコリークラブでのゴルフならちょっと違う。
ちゃんと打てれば十分楽しく(それでもボールを5つは無くしたが)、最大の長所はベントのワングリーンの状態が非常に良いというところ。
今回は俺には遅すぎてやりにくかったが、状態が良いので速くしようとすれば最高のグリーンになると思う。(ただし、みんなスコアはガタガタになるだろうけど。)

コースははっきり言って、「登山かハイキング」。
足腰の鍛錬には最高に良い...だって、「ボールを打たなくちゃ」誰もこういうところ歩かないと思うよ、怠け者のジジー達なんて。
ティーショットを打とうとしたら、すぐそばにキノコ採りのジーさんが山登っていくのが見えたし。)

 

 

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俺が食べる前に料理の写真を取るなんて、滅多に無いんだが。
このコースの平日メンバーであるという50代の人と、もう20回は来ているという60代の人が、「このコースはステーキとマグロ丼が最高ですよ。町じゃ2000円くらい取りそうなのが差額なしですから。」と言うので、迷わずステーキ丼...食堂のほとんどのジジーたちも、実際本音は「魚より肉!」らしくて、みんなステーキを頼んでいた。

実際、旨かった。
肉食って山歩きすりゃあ、そりゃ健康長生き出来るだろ...てなもんだ。

 

 

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残念なこと一つ。
ヒッコリーシャフトのネック近くが微妙に曲がっていて、結構気に入っていたミッドアイアンが折れた。
残り170yくらいのラフから、結構上手く打てたんだが...ふいに手元が軽くなり、ボールの後を追って黒い物体が飛んで行くのが見えた。
ボールはグリーン手前10yまで、飛んで転がって行った。

俺がヒッコリークラブを折ったのは7〜8本目だと思うが、普通はシャフトが斜めに折れることが多く、ネックから折れたのは3回目。
松村博士のドライバーが、シャフト内部に穴が空いていた為に折れたのが2回目で、もう一本もネック内部にヒビから水が入って弱くなっていた為。
このクラブもよく見ると赤く錆びたような部分が内部に侵食している。

 

百年以上生きてきたヒッコリークラブを折ってしまったのは申し訳ないが...最後のショットが難しいライからのナイスショットだったのは、良かったかと思う。
(どこかでいいシャフトが見つかるまで、このヘッドは文鎮がわりにとっておく。)


書き忘れ、コンペのスコアは8・7・7の大叩きが3回あって52。
新ペリアではなくただのペリアだった為、当然隠しホールが外れて60位!(84人中)。
「やった!今年初の飛び賞だ!」なんて喜んだのに、飛び賞は肉ではなくて「ラーメン」...ガックリした俺は、賞品を参加賞(卵と納豆)の人と交換して、ハズレ街道をトボトボ帰りました、とさ。


追記。

かかった金額は、トータル5100円でありました。