ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

神戸ゴルフ倶楽部へ...その前の寄り道旅7

「四国で行きたい所」は、4つの城と四万十川、それに鳴門の渦潮、とずっと言っていたのがうちの奥さん。
俺の行きたい所は、大地の端っこ・先っちょ・雄大な自然の風景。
もちろん城も四万十川も渦潮も見たい所だから問題無いが、5日目は天気が崩れるというので渦潮は後回しにして俺が行きたかった室戸の岬にドライブに。

その前に近くにある名所ということで、祖谷のかずら橋に立ち寄ることにした。
雨の中結構な山坂を走って、わりと早い時間にかずら橋に辿り着く。

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俺のイメージでは、かずら橋とは「山深い秘境の地で、橋桁の作れない千尋の谷を渡るためにカズラで編んで吊り橋を作った」というものだったけど...

「かずら橋」の看板近くの道路に車を止め、川に架かる普通の道路のコンクリート橋の上から辺りを見渡すと...「あった!」。
でも、それは橋より低い場所に川までの高さ5~6メートルくらいの釣り橋がかかっている光景。
「なんか...これは違う」というのが正直な感想。
コンクリートの橋の反対側を見れば巨大な駐車場が作られていて、イメージにある「秘境の釣り橋」の姿とはちょっとかけ離れた雰囲気。
渡る料金500円也でうちの奥さんは渡りたがったが、雨に濡れた木の橋桁に皮底の靴では足が滑りすぎて危険と却下。

雨はますます強くなり、傘をさしても足元はびしょ濡れになるので、この秘境見物は終わりにして室戸の岬へ。

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まあ、当たり前の話だけれど、この強い雨の中で綺麗な海なんて見えやしない。
多分晴れていればかなりな絶景だろう海岸の道を、ワイパーを動かし続けて走り続ける。
景色は雨に烟って何にも見えず、真昼間だってのに薄暗い道路にただ対向車のライトが時々目に入るだけ。

途中いくつかの道の駅に立ち寄って、コーヒーを飲んだり食事をしたり、ついでに室戸のジオパークにも立ち寄り、早めの時間に道の駅「もみじ川温泉」に行ってゆっくり温泉を楽しむ事に。
この道の駅は駐車場が非常に狭く、車中泊どころか止まっていた車も我々以外に無いような、「道の駅」というものの基準(駐車場の広さとか)がわからないようなところだったが、静かで温泉と食事はまあまあだった。

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翌日はまず鳴門の渦潮を見ることが最初のテーマ。
うちの奥さんのどうしても見たいものの一つ。
ただこの渦潮は潮の満ち引きで発生するものなので、見られる時間が決まっている。
それとこの日は大潮では無いので、渦の大きさは期待できないらしい。
それでも9時の渦潮は見ることが出来て、これで奥さんの望んだものはフルコンプリート。

このあとは淡路島を楽しんだ後、本州に渡る。

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淡路島では「全国ご当地バーガー」1位と2位のハンバーガーを食べ、神戸大地震の断層跡を見た後、 明石海峡大橋を渡って本州に入る。

そして、今回の旅のきっかけであり最終目的地でありフィナーレを飾るイベント「日本最古の神戸ゴルフ倶楽部でのヒッコリーゴルフ」のために、道の駅「神戸フルーツ、フラワーパーク」に。

翌日のゴルフを楽しみに、温泉に入り、食事を楽しみ、遠足前の子供のような夜を過ごす。
(この道の駅は広くて綺麗だが、車中泊は歓迎されていないようだ...朝になって看板があったことに気がついた)。

さあ、寄り道は終わりだ。