ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

馬頭への旅と初体験トラブル

久しぶりの旅ゴルフは、目的地を「馬頭」に決めた。
一番の理由は、奥さんの「美味しい馬刺しが食べたい」だった。
うちの奥さんは数十年前に旅の途中で訪れた、中山道中井宿で食べた馬刺しが忘れられないとよく話す。
それがこの最近のリハビリラウンドで、同伴ゴルファーから「馬頭ゴルフクラブの馬刺しは美味いよ〜」と聞いたと伝えると、「そこに行って馬刺しが食べたい!」との事で次回の旅ゴルフの目的地を決めた。
ところが、天気予報とコースの空き情報を元にラウンドを申し込むと、なんと「馬頭ゴルフ倶楽部」は「満員です」「空きがありません」ですと!
すっかり行くつもりだったのでそのまま中止にする気にはならず、その近所のこれも一度は行きたかったコース「うぐいすの森ゴルフクラブ&ホテル馬頭」を旅ゴルフの目的地に変更。
(どうせ近いゴルフ場なので同じように馬刺しが美味いだろうという目論見もあったけど、残念...こちらに馬刺しのメニューはありませんでした。)

どうせ行くなら、と出発は29日の午前中で、下道をとりあえず「やまがたすこやかランド三太の湯」に設定して、道の駅に寄りながらのんびりドライブ。
この「三太の湯」はネットで探して「広くて気持ちが良い」「掛け流しの」「美人の湯」なんて言葉を見つけて決定。
車中泊予定の道の駅にも温泉はあるが、「ちょっと狭い」という意見もあり、ゆっくり休むには不向きかな、と。
下道をドライブして北に上がって行くと、道端でりんごの直売が目立つ...蝉の声はめっきり少なくなり、道端で鳴く虫の声の大きさが凄い。
空には鰯雲が浮き、赤とんぼが舞い、秋の風情が漂う...きっと綺麗であろう紅葉にはちょっと早かったけど。

三太の湯は、評判通り広く客も少なくのんびり出来たけど、一番の「大当たり」は風呂前に腹ごしらえで食べた昼食で、そばと一緒にメニューにあったので頼んだ「馬刺し」。
そばの味のどうこうは俺は分からないが、この馬刺しは確かに本格的に美味しかった...もううちの奥さんはこの旅の目的を果たした様で、すこぶる上機嫌となった。
かけ流しの露天風呂で十分ゆっくりした後、暗くなってから道の駅「奥久慈だいご」にて車中泊

翌日は、なんと前日の秋の空と違って、真っ青な空に夏の雲。
日差しは朝から真夏のように強いが、日陰は気持ち良く涼しく、まさに夏の高原ゴルフ。
コースはトリッキーなところは別に無く、グリーンも遅目ながら美しい。
ただ、ラフがちょうどボールが隠れる深さの為に、フェアウェイからちょっと入ったラフでボールをたくさんロストした。
真上から出ないと見つからないので、白内障に悩む俺にはボールの行方の見当がつけ難く、探しても見つからない。
止むを得ず「多分ここらあたりだろう」という場所にドロップしてプレーを続ける...合計10個くらいのボールを失くした(池ポチャも含む)ので、スコアは何とも言えない。
だいたい50を切ったくらいだろうと思う。

日差しの強さから逃げ回る「夏ゴルフもどき」のラウンドを楽しんだ後、ラウンド後の温泉時間となった...このコースは入り口に「金山の湯」という看板が出ているが、以前は一般客にも入らせていた名湯だったらしい。
今はゴルファーしか入れない温泉だが、源泉掛け流しでぬるっとした肌触りも良く、「美人の湯」としては「三太の湯」に負けない温泉だった。
特に木で作られた露天風呂の気持ち良さは、本当に最高だった。
前日の三太の湯、この日の金山の湯と、湯量豊富な温泉の露天風呂の気持ち良さを久しぶりに体験できて、文字通り命の洗濯が出来た。

やっぱり旅ゴルフはいいもんだ。

帰りもやはり下道を寄り道しながら帰る...ナビに変わった条件を入れて、思いがけない出会いと経験を楽しみながら、一度も通ったことの無い道をナビ頼りに帰るのだが...

 

家まであと30キロという所で、初体験の自損事故を起こしてしまった。
損保会社に連絡...レッカー初体験の顛末は、次回に。