ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

やっと今年2ラウンド目だけど...なんだかね

1月25日のホームでの初ラウンドで、左足ふくらはぎに肉離れを起こしてしまってその後のラウンドを全てキャンセルにしてしまったおバカな俺。
なんとか早く治そうと焦っても、先週散歩でちょっとした坂を登りかけたらふくらはぎが「ピリッ!」。
それからはともかく静かに動くように心がけて、やっと「大丈夫かな?」と思い始めた今週。
恐る恐る行って来た、今季2ラウンド目...場所は茨城奥の旧アザレアカントリークラブ(現在は「ひたちの圀の健楽園」)。

 

 

今回コースを選ぶ条件は、まずふくらはぎの再故障が怖いので「フェアウェイ乗り入れ可」が絶対最低条件。
もちろん、それが出来るためには雨が降らない天気が続く事...2〜3に前から「晴れ」なら、問題ないはず。
そして、安い事...奥さんにも練習になって、もちろん俺にもヒッコリーゴルフの練習になって、距離も長くなく、空いている事...だから特に18ホールのコースにこだわらなくても良い。
色々と探してみて、その条件に合ったのがこのコース。
「フェアウェイ乗り入れ可」だし、以前のアザレアカントリークラブは1回くらいは回ったことがあるはずだが、特に記憶がないので特別酷いコースでは無いはずで、風呂が温泉というのが売りだし(きっと肉離れにも効くはず)、食事、スタッフの評判もネット上では悪くなく、同じ9ホールを2回回るのも考えようによっては良い練習になるかも、ということ。
そして何よりプレーフィが、二人で食事付き約8千円!
遠いのが難点だが、前の名前のアザレアは西洋ツツジの事...山フジもそろそろかな、と考えれば遠いコースへの行き来も「花探しのドライブ」と楽しめる。
まずは、体を痛めない事・ゴルフを楽しめる体に近づく事を目標に2ラウンド目を決定。

 

のはずが、まずてんやわんやが天気...10日間予報や一週間前予報では20・21・22日は晴天や曇りが続き、降水確率はゼロ!
ただ19日は雨が少し降るというので21日に予約したが、3日前になって21日22日に雨が降るかも、というので20日に予約変更。
その後も直前になって雨の降る日予報が2転3転して、結局最後に20日で決めたのだけど...これが、なんとも運命大外れ!

 

まず朝の時点で「雨」で大前提条件大外れ、の「コース内カート乗り入れ不可」!
キャンセルして帰りたいけど奥さんがやる気になってるし、しょうがないのでまず湿布を厳重に貼り、ストレッチ作用のある下着を着け、なるべくカート道に近い場所に次打を打ち、短い距離でもカートに乗る、できるだけ足の筋肉に負荷をかけずに歩く、なんてことまでして濡れながらラウンドした前半ハーフ...張りはあってもふくらはぎはまだ大丈夫。


昼食は...まあ、普通のランチ。


後半ハーフ、雨は上がったけどふくらはぎの張りが限界となり、「できるだけ静かに」をテーマに脱力スイングを心がける。
まあ、ずっと足を引きずりながらだけど、ともかく18ホール完走...後は来週一人ゴルフをやれるくらいに、足の筋肉が回復するかが大問題。

評判のヌルヌル温泉で、小一時間マッサージはして帰った。

ツツジもフジもまだ咲いてはいなかったけど、「ラッキー!」と感動したのはもう完全に終わったと思っていた桜の散り際に間に合ったこと。
山桜にソメイヨシノ、枝垂れ桜に八重桜...濃い薄いのピンク色の桜と白い桜、そこら中に敷き詰められている散った花びら。
打つたびにヒッコリークラブのフェースに花びらが張り付く、春の情景...

 

足の故障で逃してしまったと思っていた「春ゴルフ」の楽しみを、こんな風に楽しめたことが今回のゴルフの最大の収穫。


ゴルフの神様、ありがとね。

 

 

一度倒産したコースのほとんどは、今までは太陽光発電のパネルに多い尽くされてしまったが...それは俺にはむしろ自然を荒廃させる醜い大嫌いな光景だったけど...ここのコースは、それとは違う方法でコースを生き延びさせようとしている。
アウトだけを全面閉鎖して、そこにグラウンドゴルフのコースとかサッカー場を何面かとか、「ゴルフ場であったこと」を生かした施設を作り始めているのに、俺は好感を持つ。
うちの近辺では、グラウンドゴルフは野球場とか陸上競技場とか空き地とかを使って結構大人数が楽しんでいるけど...こんなゴルフ場のスタートホールを使って作ったコースなら、ホールの傾斜や凹凸、池、バンカー、ラフとフェアウェイなどが、そのまま普通なら平らな場所で「転がすだけ」のグラウンドゴルフに比べて複雑な変化を与え、普通のゴルフをする人よりもずっと楽しんでいるように見える。 
こんなサッカー場グラウンドゴルフ場や、そのほかのゴルフ以外の施設の運営が上手くいって、ゴルフ場の「スタイル」が色々な形で世間に認められるようになって、今後潰れるゴルフ場が減って行けば良いんだけれど。


しかし...従業員はハキハキと動き回り、応対は決して悪くないし、風呂やトイレやロッカーも清潔で綺麗なのに...昼食をとったレストランでフッと「秘境駅」や「古城巡り」などと同じような匂いを感じてしまった。

 

 

...これが、まだ降り続いていた「雨」が感じさせた錯覚だといいんだけれど。