ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2018年全英リコー女子オープン

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見るつもりも無かったのに、全英リコー女子オープン最終日を見てしまった。
理由は、3日目から優勝を争っている二人、イングランドジョージア・ホールとタイのポルナノン・ファトラムのゴルフっぷりに魅力があったから。

この二人、最近ずっと強大な勢力となっていた韓国勢と違い、淡々と笑顔でラウンドする姿が実に気持ちよかった...韓国勢の場合は「勝ち」にこだわり過ぎる部分が見えて、どうも共感出来なかった。

結果はJ・ホールの初優勝で終わったが、P・ファトラムの粘りと安定ぶりが凄かった。

今、女子世界1位はタイのアリヤ・ジュタヌガンで米女子ツアー3連勝をしているし、
このファトラムもヨーロッパツアーで2勝している。
タイのプロゴルファーは、日本ではシニアのプラヤド・マークセンが知られているし、ヨーロッパツアーではトンチャン・ジャイデーが有名だ。
若手男子では太めの体のアフィバーラトが売り出し中だし、アリヤの姉のモリヤ・ジュタヌガンや日本女子ツアーで優勝したチュティチャイなど、タイのプロゴルファーが急に強くなって来た印象が強い。 
もう、タイのプロたちは日本のプロ達より遥かに強いのではないか、と正直思う。

特にアメリカ女子ツアーでは、勝利にこだわりすぎて不愉快な顔をし過ぎる韓国勢より、いつも笑顔を絶やさないタイ勢が韓国勢を押し退けて強くなって来て、少し長期低落傾向の流れが変わりつつあるように思える。

優勝したG・ホールのキャディーは彼女の父親だそうで、娘の初優勝が地元メジャーの全英女子オープンと言う事で、実に嬉しそうな顔をしていたのが印象的だった。
これは親父冥利ゴルファー冥利に尽きるよな...実に親孝行な娘を持ったもんだ...羨ましいぞ、おやじさん。