ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

冬の間は...

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やっぱり、冬の間はやめといた方がいいだろうなあ...
「ただ歩くよりずっと運動になって面白い」と思っている一本歯下駄だが、12月の初め以来履いて歩いていない。
しっかりと履く為には素足に下駄が一番良いのだが、流石に今の季節は足が冷たいし寒い。
それでなくてもこれを履いて歩くと目立つってのに、「真冬に裸足かよ!」なんて好奇の目で見られるのも、こっ恥ずかしいし照れくさい。
まあ、修行だと思えばいいんだろうけど、「修行です」なんて顔して歩くのも偽善者っぽくて...「おお、イヤだ(笑)」。

と、本当の所では真冬になると転倒が怖い。
一本歯下駄は基本的に不安定でバランスをとるのが難しい。
バランスを崩した場合は、ヘタに耐えようと思うと大きな怪我をする危険性がある...片方の一本歯をとられるともう片方の足の一本歯で踏ん張る事が難しく、そこで無理をすれば足首の酷い捻挫や骨折の可能性があるのがこの一本歯下駄。
もし、バランスを大きく崩したら無理をせずにスムーズに受け身をとって転ぶ...それが、怪我をしない一番の方法だと思っている。
(つまり、自分にとってはいつも転ぶ覚悟をして歩くのが一本歯下駄って事だ)

幸いそうした大転倒はまだ一度も無いが、初めての転倒がこの寒い冬ってのはマズい。
身体が寒さで固く、また地面も十分に冷たく固く、この年齢になった身体では判って転んでも骨折などの大きな怪我になる可能性が高い。
おまけに、木や土が凍っていたり、コンクリート上に流れた水が凍っていたり...あるいは固く凍っていると思った地面が解けて緩くなっていて、一本歯をズブッと沈めたり、夏場よりずっと道に危険な箇所が多くなっている。

一本歯下駄は、本当に滑りやすく、めり込みやすく、斜面の影響を受けやすい。
だからこそ一歩一歩神経を尖らせて、危険を避けて慎重にバランスを取り...普段使わない全身の筋肉を使う事になるから、「ああ運動した」と言う気持ちになり、心地良い疲労感を感じる事が出来る。

でも、怪我をするくらいなら、しばらくお休みもしょうがない。
裸足で下駄を履いてもおかしくない季節になったら、また一本歯下駄を楽しむ事にしよう。

春迄冬眠だ(ゴルフと一緒かな)。