ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

練習に...

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先日の復活後初ゴルフでは、普通のクラブでフルショットをしないように力加減を抑えながらラウンドしたが、ドライバーのショットで力を入れないようにするつもりで左手でスイングにブレーキをかけてしまった。
それで左手前腕の筋肉を痛めたらしく、しばらく左手で何かを握るのにも痛みがあった。
普通のクラブを振ればまた痛めそうなので、しばらくはヒッコリークラブで優しく振ってゴルフをやる事にして、練習場でそれを確認して来た。。

ヒッコリークラブを使った練習場での練習で、一番問題は「強く」も「多く」も打てない事。
また「打ち込む」事や「曲げる」事もヒッコリーシャフトへの負担が大きくなるので、なるべくやらない。
なんつったって、100年くらい経っている歴史的な「使える」ヒッコリークラブを、自分が練習場の練習で折るなんて事は絶対に避けたいから。
オクで集めたヒッコリークラブも、結局ラウンドに使える(フルショット出来ると言う意味じゃない)クラブは10本のうち2本くらい。
その貴重な「使えるヒッコリークラブ」をこれから長い時間楽しむ為に、練習場で無駄なヒビや傷をつけたくはない。

打ち込んでシャフトを痛めないように、ダフりトップで衝撃を与えないように、優しくゆっくりとボールだけを打つスイングをする。
シャフトの撓りにあわせて、タイミングを掴み、腕に無駄な力を入れずに、シャフト任せのスイングを心がける。
面白い事にそうやっていると、今の新しい道具ではやっていなかったダウンでの「ため」とインパクトゾーンの「ヘッドのターン」が出来てくる...そうしないと、飛んでヘッドのショックの少ないキレのあるインパクトにならないのだ。

少し前、ゴルフチャンネルで金谷プロがプロ野球OBの城島に、パーシモンヘッドのドライバーで糸巻きボールを打たせたシーンを見た事があった。
プロ野球でもフルスイングが売りのホームランバッターでもあった城島は、ヘッドスピードはさすがのもので、今の道具での飛距離はアマチュア離れしている。
が、この時打ったパーシモンに糸巻きボールの飛距離はせいぜい150y。
ボールが上がらず、キャリーが出ない。
このスイングをスローモーションで見ると、コックが早く解けてインパクトゾーンでヘッドが大人しく走る、典型的現代スイング。
これでパーシモンで打ってもボールはつかまらず上がらない。

100年もののヒッコリーウッドでも、シャフトに任せてヘッドをターンさせて行くと、少し強く振れば200y前後飛ぶ。
実際にはそこ迄打つと折れそうな気もするので、「150yを越えればいいや」くらいで振るんだけれど。
アイアンも同じ。
ただ、今の所150yから200yの間を打つクラブが無いので、漫画家コンペで使う時にはその距離用にファットシャフトのアイアンを1本入れようかと思っている。
(硬さは違うが、振っている感覚はファットシャフトが一番ヒッコリーシャフトに近いので。)

さて、この先は雨を避けて一日ホームで練習ラウンドをしてから、3日のコンペにこのヒッコリークラブで100切りを目指す。
楽しみだ。