ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2017年全米オープン3日目(エリンヒルズGC)

イメージ 1


昨日は眠くてテレビを見なかった。
どうもメジャーの試合にしても、「テレビで見よう」と言う事に情熱が自分の中から無くなっているらしい。
3日目の結果も、朝になってからほんの終わりの方を見たくらい。
...「ゴルフは見るよりやる方が百倍面白い」と言う気持ちが年々強くなって来る。

まあ、600yを越えるパー5や500以上のパー4が普通のコースなんて、正直「馬鹿げてる」と言う気持ちだし、「プロこそボールを規制してこんな馬鹿げた飛距離競争なんてやめるべきだ」と言う考えが強くなって来て、メジャーとは言え優勝争いに殆ど感情移入出来ないからなんだろう。
295yの打ち上げをフェアウェイから2オンだと?

それでも3日目が終わって上位に居るのが、皆メジャーを獲った事の無い若手ばかりと言うのは面白い。
特に1位に居るのが170センチも無い様な「レフティの天才」と言われるB・ハーマンなのがいい。
なにしろ平均飛距離が288・2Yで120位、パーオン率64・24%で128位...つまり「飛ばない・乗らない」けれど粘ってまとめるタイプと言う事だ。
しかし、その他の連中はいずれも600Y越えのパー5を2オン出来る飛ばし屋ばかりなので、4日目にどうなるかは全く判らない。
もちろん応援するならハーマンだけど...あまり気合いが乗らないなあ。
松山は本当のパット次第...ただ、「パット次第」でビッグスコアが出る可能性がある様なショットを続けているのは大したものだ。


ゴルフブームやゴルフ熱と言うものが、「普通の人々」からはすっかり去って行ったように思える。
それは、現実に体感したゴルフの自分の飛距離...「ゴルフボールってあんなに飛ぶのか!」と言う感動や驚きが、世界のトップツアーのプロ達と違い過ぎて「あんなゴルフが現実なら自分の感動なんて馬鹿らしいものだったんだ」なんて、失望したんじゃないだろうか。
手の届きそうな先にある「素晴らしいショット」じゃなくて、「馬鹿げた異次元の飛距離」はゴルフと言うスポーツに「やってもしょうがない」と言う絶望感を生む気がする。

さて、明日は最終日...あまり見ようと言う気が起きないなあ...