ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

「う〜ん、やっぱり」でリハビリゴルフ終了、次からは..

 

 

ピート・ダイVIPコースのオープンコンペに行って来た。

心配していた天気は前夜から涼しく、当日も曇りで最高気温が25度くらいの、気持ちの良い風が吹く「ゴルフ日和」だった。
ただ足下は雨がちの最近の天気の結果、かなり濡れて悪いライではあった。
(当然、普段はフェアウェイ走行可能なカートも、当日はカート道路のみの走行で足腰が疲れるラウンドだった。)

一緒になったゴルファーは全員が70代で、最高齢が74、一番若いのが70歳なりたてと言う事で全員シニアティーからのゴルフとなった。
スタートホールは普通にパー...だけど、違和感が感じられる。
ともかく、自分じゃ悪くない当たりなのに飛距離が出ていない。
全員が大体同じ飛距離...自分の感覚じゃ一番飛んでいそうな感触なのに、ボールはみんな同じようなところにある...「あれえ、おかしいなあ。俺が一番飛んでいるはずなのに...」と言う傲慢な気持ちが、どうしても湧いてくる。
俺は今年8ラウンド目くらいなのに、一番回数行っている人は今年130ラウンド以上、次の人が80ラウンド、3番目の人ですら40ラウンドという言わば「優雅なゴルフ狂」たち...パーを普通にとってくる。

スタート10番は、難なくパー。
だけど、「悪くない当たり」の感触なのに、イメージよりも全然飛んでいない。
「何かの間違いじゃないか?」という強烈な違和感が消えない。
その飛距離の違和感は、アイアンも同じ...11番では残り134ヤードを、7番アイアンで感触では「ナイスショット」なのに、グリーンに全く届かずにトラブルに。
ぐちゃぐちゃなライとカップに蹴られて3パットもあって(この「カップに蹴られて」は、この日計5回あった)パー4で7。
おかしいな、と気を取り直して12番は軽くパー。
なのに、また13番で「ちゃんと当たった」のにウッドもアイアンも全く飛距離が出なくて、また7。
それでも気を取り直しての14番は、軽くパー。
15番は、この日の特技「カップに蹴られて」でボギー。
16番はパー。
だが17番18番は、完全に越え**ると思った池越えが当たりは悪くないのに池ぽちゃ、でダボとダブルパー。
ハーフで4パー・1ボギーなのに、残りホールが飛距離の判断ミスでトリとかダブルパーとかで49! 「ハマれば優勝、外れれば最下位かも」が見事に外れて、39位のただの参加賞...残念(笑)。)


俺はこういう現代クラブを使うと、(わかっているのに)傲慢になってミスに腹が立ってくる...謙虚な気持ちが消えてしまうのだ。
自分ながら「嫌なゴルファー」だと思う。
一体自分がどんだけのゴルファーだと思っているんだよ...下手だからミスするのに、それを「おかしい」と思い、腹を立てていろんなもののせいにする。
この流れが自分で嫌いなのに、現代クラブを使うとどうしても出てくる...のが、物凄く嫌だ。

これが、ヒッコリークラブを使うと自然に謙虚になれる。
壊れたらクラブの寿命だし、一本一本長さも重さも硬さもみんなてんでんバラバラで、壊さずにきちんとした当たりをしようなんてのは不可能にも思える百年もののヒッコリークラブ...俺の人生より長く生き続けて来たそんなクラブ達に、なんの言い訳も必要無い。
ミスしたら...それが当たり前。
上手く打てたら、「ゴルフの神さん、ありがとう」てなもんだ。

これで、俺は以前使っていた俺の現代クラブでのリハビリゴルフは終わり。

次のラウンドからは、(ヒッコリークラブが壊れるような条件の時を除いて)俺のゴルフ人生が終わるまで、俺はゴルフはヒッコリークラブに糸巻きボールで楽しむ。

 

もちろん、オープンコンペだって「クラブを壊さない事」を第一条件として、ヒッコリーでやる。
内心では「そんなゴルフで現代クラブをやっつけられたらいいな」、なんて思いながらね。