ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

世間の事  (2017年1月24日)

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北の国じゃあ大雪になって、関東地方も朝は氷点下。
この辺じゃあ温かい房総半島も、今日の気温はー1度から7度。
まあ、まだまだゴルフの季節じゃないね。

世間じゃアメリカのトランプさん、本当に大統領になっちまったねえ。
大統領の就任演説読んだけど、言ってる事は意外とまとも。
世界の事より、まず自国の国民を豊かにしたいは当然の事と言えるし、その為に「グローバル化」とやらを一旦やめるというのもありだろう。

トランプと言う男、メディアで一斉に叩かれている程おかしな事は言ってない...というより、メディアが一斉に同じ方向の意見を書いて来る時には、「一歩下がって「本当にそうなのか?」と頭を冷やして他の意見を探してみる」事が出来るのが今のネット環境の良い所。
馬鹿な俺でも、大手メディアの「多数意見」(と言うより何かの意思のある偏向意見?)に流されないで、馬鹿は馬鹿なりにの考える材料を集める事が出来る。

TPPは廃止と言う事になりそうで、今一斉にトランプが拒否した事がニュースになっているけど、テレビや新聞じゃそれが「残念」と言う雰囲気ばかり。
でも、ちょっと前にはTPPは農業や医療の世界を崩壊させ、それぞれの国の伝統を破壊し、貧富の差を拡大させると言う意見も強かったんじゃないの?
まあ、馬鹿なりに考えれば儲かるのは輸出関連産業ぐらいで、人件費や材料費の安い国との価格競争に晒される分野はほぼ壊滅するだろうし、少数の勝ち組しか残らない弱肉強食の世界が訪れるだろうってのが想像出来る。
だいたい「グローバル化」って言葉が良い事ばかりの様に報道されて来たけど、つまりは世界が分業制になるだけで良い目を見るのはごく一部だけ、と馬鹿は感じているんだが。
価格は安くなるかもしれないけど、結局それはすぐに自分達の仕事の首を締める結果になって...
...TPPって、廃止になって良かったんじゃないの?
EUだって理想はわかるけど、難民問題や経済の問題で各国の伝統や文化や生活が危機に瀕する事が現実となって、共同体ではなくて「誇らしい我が祖国」の時代への回帰を目指す勢力が力をつけて多数派となりつつあるみたいだし。

そんな風に思うんだけど、所詮馬鹿にはよくわからん。

それしても、トランプと言う男...本物の大物なのか時勢の生んだ紛い物なのか。
今朝のニュースじゃ、日本の車がアメリカで売れてアメリカの車が日本で売れないのは公平じゃない、なんて言ってたけれど。
(正直日本車より安くたって、まずアメ車は買わないよなあ...でかいし、燃費悪いし、故障が多いし修理費高いし...)
見た感じは、なんか肉食って育った大きな身体で、太い腕を力任せに風車のようにブンブン振り回す、アメコミのヘビー級ボクサーみたい。

演技なのか、あれが地なのか...もう少し時間をかけて正体を見極めたい。