ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

松村博士手製のヒッコリーウッド

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昨日、Y社に借りていたヒッコリーウッドを返しに行って来た。
1日のホームでのヒッコリーゴルフで悉く失敗したヒッコリーウッドだったけど、もう1セットあるウッドの方を確かめてみなければ現代版ヒッコリーウッドが使えるかどうかは判らない。
なので、もう一つの方を借りる為に出かけて行ったんだけど、そこで松村博士とも待ち合わせ。

松村博士には、赤城国際でヘッドが動くようになってしまったニブリックの修理をお願いしていたんだけど、その修理をしたニブリックにすっかり惚れ込んでしまったとか。
なのでそのニブリックは彼にあげる事にして、替わりに彼の手製のヒッコリーウッドを使わせてもらうことになった。

その彼の手製のウッドがこれ。
ヘッドのパーシモンはブロックからコツコツ削り、シャフトのヒッコリーは平板から目を調べながら切り分けて、ヤスリで少しずつ削り磨きながら丸い棒状のシャフトに仕上げて行ったんだとか。
仕上げの方法も昔のヒッコリーウッドを調べ上げて、出来るだけそれに近い仕上げを心がけたんだそうだ。
シャフトはやはり現代のボールを打つ強度を考えて少し太くなっていて、グリップには革が巻いてあり、かなり太い。
軽く振ってみた感じでは、なんの心配も無く振り切れそうだ。
松村博士自身もこれを使って何回かラウンドしたらしいので、糸巻きボールを打つ分にはフルショットでも不安は無いようだ。

しかし、直接誰かに教えてもらう事も無く、独学でこんなクラブを作り上げてしまう人がいるんだなあ...
3次元音痴の自分には、こんなモノを作ってしまう人間が本物の天才に思えて来る。
彼はこれを商売にする気もなく、また実際に作ってもそう売れるものではないだろうけど、もっと注目を浴びて良いしもっと称え上げられるべき能力と作業だよなあ。


とりあえず暫くの間このクラブを借りてみて、何回かのヒッコリーラウンドで使ってみたい。
果たしてコースでどんなボールが出るんだろうか....俺のゴルフの楽しみがまた一つ増えて、実に楽しい。



そうそう、原稿料代わりの現代ドライバー...この前のゴルフで俺に合わなかったので、1年分の原稿料で新しく組み立てて作ってもらった(笑)。
こちらも凄くいい感じなので、使うのが楽しみだ。




...今日、練習場行こうかな。