ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2016年全英オープン1日目

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テレビのスイッチを入れると、「あらあ、なんだこれ?」。

画面に映ったのは、よく晴れた青い空に白い雲がのんびりと浮かび、風もない中半袖でゴルフを楽しむ男達と、これもまた半袖でのんびり青い芝の上で寛ぐ沢山の人々...
チャンネルを間違えたかと思い、よく確かめてみても...これはやっぱりゴルフチャンネル
つまり全英オープンの1日目。

先週のスコティッシュオープンがまるで真冬の光景で、風と雨と寒さに苦しむ選手や観衆の姿が目に焼き付いていたので、この風景が同じスコットランドのロイヤルトルーンとは思わなかった。

こんなに穏やかで暖かそうな全英オープンの光景は、最近の自分の記憶には無い。
全英オープンのコースと言うのは、よく晴れていたっていつも風は吹き続け、少しでも曇ると皆すぐにセーターを着込んでのプレーとなるのが当たり前。
半袖でプレーを続ける選手がテレビ画面で注目されるくらいに珍しい存在になる...なのに、この日は全員が半袖でプレーして、観客迄ほぼ全ての人が半袖でいるなんて...

フェアウェイは「乾いてコンクリートのように硬い」なんて事は無く、グリーンも「硬くてスピンがかからない」なんて事も無く、距離が短めなホールでは世界の名手達はどんどんピンに打って来る。
123yと短い「郵便切手」のパー3も、風が無く止まりやすいのでバーディー量産ホールになっている。


これは、まだ全英オープンとは言えないや...
風が吹き天気が悪くなると言う明日からが、本当の全英オープンなんだろうなあ。
てな訳で各選手のスコアなんてのは全く興味が無くなってしまったが...、
11番ホールの様にすぐ脇を線路が走っていて、その姿が選手からは見え難い為にアドレスに入るタイミングを間違うと、とんでもない時に一瞬で急行電車(?)が通り過ぎる光景に思わず笑ってしまったり、成田空港の近くのコースの様に隣にある空港から大型飛行機が飛び立つ姿の大きさに呆れてしまったり...
このロイヤルトルーンと言うコース、コース脇が荒涼とした風景の海岸であるのはリンクスらしくていいけれど、その反対側には電車やら飛行機やら...ひょっとすると試合の行方を左右するかもしれないトラブル(運・不運かな?)の元が存在するようだ。

とりあえず無風状態ではミケルソンがトップだけど、本当の全英オープンは明日からだから、トーナメントの流れは明日を見なくちゃ判らない。