ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ブリジストン イーグル個別包装ボール

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昨日ダンロップ65のことを書いたので、やはり今回オクで手に入れたもう一つ当時の個別包装ボール、ブリジストンの「イーグル」のことを書いておく。

自分がゴルフを始めたのは1983年頃。
当時既に新製品としてツーピースボールのアルタスやDDHなんてボールが発売されていた。
このツーピースボールの最大の売り文句が「飛距離」。
しかし使ってみるとその正体は「硬くて何処迄も転がって行くボール」でしかなかった。
例えばピナクルなんてボールは、それこそ石の様に硬くて落ちてからの転がりがもの凄く、私はある大きなコンペでこのボールにマルマンダンガンと言うスチールヘッドのドライバーを使って、2位を100y以上引き離した300y軽々オーバーの「ドラコン」を獲ったことがある...要するにそのピナクルが下り傾斜に落ちて、100yくらいひたすら転がっただけの話なんだけど。
そのかわりこのピナクルは、グリーンに落ちたボールは(グリーン手前でも)100%転がってグリーンオーバーするので競技では誰も使わなかった。
それに当時のツーピースボールの「硬さ」は、大事に使っていたエースのパーシモンドライバーを破壊することがよくあった...ヘッドが割れるとか、フックやスライスを打とうとしてインサートを少し外して打つと、パーシモンの部分が凹んでしまったり、ささくれたりインサートとの間に隙間が出来たりした。
競技でパーシモンヘッドのドライバーで狙い打ったり、当時のアイアンで曲げたり止めたりするには、やはり糸巻きボールが最適だった。
そんなわけで、当時競技ゴルフをしていた人達はダンロップのマックスフライや、ブリジストンのレクスター、それにタイトリストのバラタカバーのボールを使っていた。
これらのボールの最大の弱点は、その耐久性...安くはないボールが1回木に当たったり通路の硬い部分に跳ねたりすると削れてささくれ立ってしまい、アイアンでトップすれば1回でパックリと切れてしまって、我々レベルでは僅か1~2ホールで使い物にならなくなる事が多かった(その点ツーピースボールは比べ物ならない程頑丈だった)。


さて、そんな日本の糸巻きボール一方の代表が、ブリジストンのレクスター...その名前になる前のボールが「イーグル」。
正直、自分はイーグルは使ったことが無い。
ましてこんな個別に包装してあるイーグルなんて見たことも無かった。
調べてみると、1968年頃の「イーグル」のようだ。
当時の価格で一個300円...生活費で見ると現在は当時の5倍くらいと言うから、今なら一個1500円くらい...高いのは高いが手が届かない程でもない、というところだろうか?

さてこのボール、手に入れたは良いが資料として誰かに保管してもらった方がいいのか、使ってもいいのか...目下思案中。
糸ゴムで出来ているのだから、50年も前の製品が性能を保っていることは絶対に無く、一発の衝撃で糸ゴムはボロボロに千切れてとても感触を楽しむなんて事は出来ないだろうし。



どうしようかなあ...