ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ヒッコリーゴルフに適した糸巻きボールを探して

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現在手に入る古い糸巻きボールをほぼ全て打ってみて、自分として一番具合の良かったボールがこれ。
自分なりに実際にコースで使って遊んでみて、古い糸巻きボールには、がっかりすること、呆れること、驚くこと...等、色々と感じることが多かった。
それらの糸巻きボールは、新しいものでも製造が終わってからすでに20年以上経っていて、古いものでは50年以上前なんてのもあった。
製造過程で糸ゴムを使っているのだから、(ゴムは劣化するのが早いので)製造当時の性能なんて殆ど残っているはずもなく、飛距離やスピン性能などは作られた当時の半分もないかもしれない。
しかし、感触だけは多分昔と変わらないはずで、今のツーピースボールやスリーピースボールなどに比べて柔らかく、クラブへの衝撃も少なく、ショットを打っての破損の可能性はずっと低い。

だからフルでスーパーショットを打つ欲望は捨てて、「壊れない範囲」でのショットを楽しむゴルフが俺のヒッコリーゴルフ遊びの基本。

そんなスーパーショットへの欲望を捨てたボールの中でも、このダンロップのマクスフライの赤のDDHは「糸巻きサーリンカバー」で、内部の糸ゴムが死んでいてもサーリンカバー(合成樹脂のカバー)のおかげで黄ばむこともなく、傷も残り難く変形もしにくい。
もちろん飛距離やスピン性能に期待はできないが、昔「高級ボールの象徴」であった「バラタカバー」(生ゴムのカバー)よりは普通のゴルフに使える。
当時「硬い黒」と「軟らかい赤」と2種類あっただけに、「赤」のこのボールの柔らかさは、ナイスコンタクトとなった時のヒッコリークラブの手応えの気持ち良さが一番確かに感じられる(と思っている)。
そして何より、カバーの色の白さがバラタのように黄ばんで変色することが少ないために(まだ十分に白い)、ロストもしにくいしニューボールで楽しんでいる気にもなる。

そして個人的に楽しむのには右のスモールボールが一番いい。
左のラージボールは今の普通のゴルフボールと同じだが、スモールボールはほんの少し小さくてほんの少し軽い...これが古いヒッコリーシャフトのクラブを使う時には、ほんの少し強くボールを打てる気持ちになる。
実際に使われていた当時のヒッコリークラブが、どのくらい強く引っ叩いて使われていたのかは知らないが、ライが良ければスモールボールはかなり強く打っても大丈夫だ。
(スモールボールを打った後でラージボールを打ってみると、その衝撃にはかなりの違いを感じる)

ただ、コンペなどではスモールボールはやはり規格外(というより「ズル」していると思われるのが嫌なので)ということで、ラージボールを使うようにしている。
スモールボールを使うのはあくまで個人的楽しみラウンドの時だけだ。

そんなボールが、もう20ダース以上集まった。
使った色々な糸巻きボールの使用感を書いていこうと思っていたが、古い糸巻きボールは保管されていた状態でかなり現状に差ができているので、公正な評価とはならないんじゃないかと躊躇している。
ま、あまりそんなことを読みたい知りたい人がいるとも思えないし(笑)。

さて、準備はできているんだ。

でも、天気と花粉と気持ちがねえ...