ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

明日からスタート

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マスターズを十分楽しんだ後、なんとか睡眠不足も解消したようなので明日から今シーズンのゴルフをスタートさせる。
手首の傷も、流石に昨日のような天気の時には結構痛むが、スイング中に特別に痛む事は無い。
ただ、以前のように少しかぶせてフックに握るとちょっと手首が痛むような違和感があるので、左手甲を真っすぐ目標に向けるようなストレート~ウィークグリップにしてのスイングだけど。
このグリップで振ると、以前のようにフックに握った場合と比べて両腕のローリング...外転と内転を考えないとボールが掴まらない。
以前のイメージでは、インパクトゾーンでは出来るだけヘッドの挙動を抑えて振るようにしていたが、今度のイメージは右手を外転~内転させてインパクトゾーンを通すイメージ...そうしないと自分の場合はボールが右にすっぽ抜けて行ってしまう。
そのイメージではパーシモンなら何の問題もなく振れるが、ヘッドが巨大な460ccのドライバーはとんでもなく右か左に飛んで行く事が多い。
そのためにチタンヘッドを使う場合は400ccくらいまでのヘッドが無難なようだ。

ま、どっちにしたって以前からドライバーはとっ散らかっていたので、そんなに差がある訳じゃない...ただし、「渾身の力を込めて引っ叩く」と言うスイングは他のゴルファーに迄危険が及びそうなのでヤメた方がいいみたい。

そのかわりにこのグリップでのスイングは、慣れれば「曲げる」事が以前のグリップよりやりやすくなりそうな気がしている。
...マスターズを見ていて、やっぱり自分はコースを縦横に曲げて攻めるようなゴルファーが好きなんだと言う事を再確認した。
大砲をぶっ放して飛距離を稼ぎ、ピンの真上からドーンと高さで攻めて来るゴルファーは、凄いとは思ってもちっともワクワクしない。
飛距離が出なくても右に曲げたり左に曲げたり、グリーンの形状・ピンの位置に合わせてあっちからこっちからひん曲げて寄せて来るゴルファーがいると興奮する。
以前のコーリー・ペイビン辺りがそんなゴルファーの典型だったけど、俺自身のプレーでもそんなゴルフが一番楽しいと感じてしまう。

そんなゴルファーのスイングの特徴は、「球際のヘッドの捌き」。
トップもフォローも、特にフィニッシュなんてどうでもいい...肝心なのはボールの手前10センチと向こう側10センチのヘッドの軌道のみ。
どんなトップであろうと、どんなフィニッシュであろうと、インパクト付近でヘッドが働いてくれなくてはボールは言う事を聞かない。
そこでヘッドが働いてさえくれれば、ボールは意外と飛ぶもんだし、曲ってくれるもんだ。

そう、変なスイングでボールをひん曲げてピンを狙うのが、昭和の変態ゴルフ。
自分の性格が真っすぐじゃないのに、ボールの軌道には「真っすぐ」を求めるなんて、身の程知らずの高慢偽善者嘘つき野郎だ。
へそ曲がりの俺は、ボールの軌道だってへそ曲がり結構、真っすぐ飛んだら恥ずかしい。
結果のスコアはゴルフの神様の判断にお任せして、そのホールの一打だけでも望む球筋で打てりゃいい。

今年はそんなゴルフを徹底しよう。

難しいので何度も諦めかけた黒トップ。
今はそれを生涯のエースアイアンとするべく、名匠KUROさんにお願いしてMOIマッチングしてもらっている。
昨年やってもらったミズノM32のMOIマッチングが、そんな自分の変態ゴルフに向いているのを実感していたので、「ああ、これが黒トップなら」と何度も感じていた。
難しいとかミスが出やすいと言っても、もっと以前のゴルファーなら普通に使っていたアイアン...易しいアイアンで曲らない事がちっとも嬉しくない俺には、黒トップより合うアイアンなんてあるはずが無い。
明日のスタートラウンドはミズノで行くけど、黒トップが出来上がって来たら、悪天候の時と競技の時以外にはもう他のアイアンは使わない。

さてさて、今年の俺のゴルフにはどんな旅が待っているのやら...