ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

道の駅「やいた」から、メイフラワーゴルフクラブ

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台風の発生と進路予想が問題だった。
24日頃を予定していた旅ゴルフを、先週金曜日急遽22日に変えてGDOで予約した。
場所はメイフラワーゴルフクラブ
矢板の先にある一般的には「遠い」ゴルフ場だが、自分にとっては矢板はゴルフを始めて間もない頃、当時の週刊ゴルフダイジェストの編集者3人と一緒にメンバーになった矢板カントリークラブがあるので、言わば「縁」のある場所だ。
メンバーでいたのはほんの1~2年だが、自分はここで始めてハンデを貰い競技ゴルフを始めた。

メイフラワーゴルフクラブは、ネットでの評判も良く、いいコースだと言うのは以前から噂で聞いていた...ただ、「遠いからねえ」とも。
自分の場合は遠いコースでも前夜出発して、コースに近い道の駅で車中泊し一人宴会するのが楽しみなので全く気にならない。
今回は道の駅「やいた」に行く前に、道の駅「きつれがわ」で23時までやっている温泉に入るつもりだったので、前夜7時過ぎ出発...高速は一切使わずに下道をのんびり走る。
500円のやや石油の様な臭いのする温泉でのんびりしてから、まだ新しい道の駅「やいた」に。
セブンのおでんを肴に、自分にとって今のゴルフの一番の楽しみかも知れないゴルフ前夜の一人宴会...ホントにオレはこの時間の為に、ゴルフやってるのかも知れないなあ(笑)。

メイフラワーゴルフクラブは道の駅「やいた」から、約十分。
門を入ると、正面にまるでお城の様なクラブハウスが表れる...古い建物に見えるが移築したものではなく新しく作った「お城」。
駐車場から続く屋根のある廊下を通ってハウスに入った時に、バブルの頃の華やかさの残映を見た様な気がした。
ハウス内は広く複雑で、扉やロッカーや風呂や椅子やテーブル...安っぽい派手さではなく、一つ一つが手が込んでいて豪華だ。
...当時は、今よりずっと豊かになるに違いないという未来を信じた多くの庶民が、手にした(はずの)お金を集めてこんな風なクラブハウスで優雅に過ごすゴルフライフを夢見ていた。
「今いる土地を売れば」、「今持っている株を売れば」何の問題も無い...それに、会員権は値下がりせずにずっと値上がりを続けて行くはずだし、自分もこんなゴルフクラブのメンバーになって、ゴルフ雑誌に書いてある様な一クラス上のゴルフライフを楽しみたい...そう思っていた。
バブルの崩壊で、そんな(小金を稼いだはずの)「庶民」の夢が、どのくらいの悲劇と共に壊れて行ったか...
そうした人々の夢のかけらを、ハウスのあちこちで感じる様な気がした。

メイフラワーはいいコースだった。
特別広くはないがトリッキーさは無く、バックからなら距離も充分すぎる程あり、一ホール一ホールに変化がある...パー3はそれぞれ景観も違い距離も違うし、パー5も簡単にはバーディーチャンスにつけさせないし、パー4はティーグランドに立つ度に攻め方を考えさせられて楽しい。
そして、コースの背景には矢板の山々が雄大に広がり、きっと紅葉の季節も若葉の季節も美しいだろうと思わせる。
写真にも撮った売店も風情があり、待ち時間にドリップ珈琲を無料で飲ませてくれるのも良かった。
コースに携わる従業員の方々の態度が気持ち良く、どこでも気持ち良く挨拶されてサービスも優しい。
コース内売店も全て無料であり、午前午後スタート前のスポーツ飲料無料サービスも嬉しい。
これで我々は直前割引で5200円で昼食つき、ツーサム割り増しもなし。

比べてしまうのが、この先にある西那須野とホウライ。
他人から聞くコースの評判はいいが、実際に廻ってみると結構トリッキーで狭く、時間が経つに連れて雰囲気を出さんがための過剰演出が鼻についてくる。
何より酷いのがプレーフィー7000円ちょっとのところに、ツーサム割り増し一人3000円を加える非道振りで...自分的には二度と行かないコースになった。
それに比べると、メイフラワーの方が実際にラウンドしてどれだけ気持ちが良かったか...

この日は平日なのにも関わらず、50組が入っている盛況振りだったのもうなずける。
心配した渋滞も無かったし、気持ちの良いラウンドと低山散歩の雰囲気を味わえた。
まだ差し込む太陽はちょっと暑いが、吹く風は気持ち良く汗もかかずにラウンド出来た。
...こういうコースだったらもっと早く来ておくべきだった、と今は思っている。
うちの奥さんもコースにも背景にも天気にも、そして優しい従業員の方々にも感謝していた。
そして、また来たい、と。

今は9月後半、矢板の山々はまだ秋の紅葉には早く、関東低山紅葉の楽しみはもう少しあと....しかし、コース内の落葉樹にはもう秋の気配が漂っていて、秋のゴルフシーズンの到来の喜びと一年の後半が見えて来た寂しさを感じてしまった。
あと何回...ゴルフを楽しむならいいコースを探さなくては勿体ない。
この近辺にはまだまだいいコースがたくさんあるから、秋はこの辺を旅ゴルフして廻ろうか...


え~と、自分のゴルフはと言えば...書きたくないので、またあとで(笑)。