ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

どーしてもやらなくちゃいけない場合の「真冬のゴルフ考...2」

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最初に断っておくけれど、これらの事は長くレッスンのイラストを描いて来た間に、レッスンプロやツアープロから聞いた事柄を自分で勝手に解釈して当てはめた事。

元はプロの言葉とはいえ、私がかってに描いている事なので基本インチキだから(笑)。
くれぐれも、アスリートや競技ゴルファーを目指す方々、およびこれからゴルフを早く上手くなりたいなんて方は、こんな事は無視すること。
これは、どうしようもなく寒い冬に、それでもゴルフをやりたい方、やらなくてはいけないはめになった方々が、怪我無くゴルフを楽しむための1アイデアだから。

まあ、寒いんだから誰だって厚着になる。
最新の服を着込んだって、しんしんと冷える最高気温5度以下なんて時は、他の季節のようにスイングが出来ないほどの着膨れになるのが今の季節。
そんな時に、いつも通りのスイングなんて出来るはずもない...「できた!」と思っても、ボールは予想もつかない所に飛んで行ったり「こんなはずでは...」なんて結果になるのが当たり前。
それを無理すれば、筋肉や関節を痛める事になり、やがて来る本格的なゴルフシーズンを恨めしく見ながら休養する事になる。

その1のアイデアは、ニクラスのチンバックの様にあらかじめ顔を右にひねっておく、という事。
ただニクラスのチンバックを真似する人は、間違えるとただ顔が傾いているだけになりやすく、トップで左足体重のギッタンバッコンスイングになる事が多い。
ならば、「あらかじめ右を向いてしまえ」ということ。
そのまま右後ろを振り返る、そのままバックスイングを始めると意外に肩が大きく入るのが判るだろう。
そのまま顔をそこに残すつもりでスイングすれば、寒くても球が捕まるようになる。
ボールは左目の隅にチラッと見えてれば大丈夫...見えなくたって、結構ちゃんと当たるもの。

それでも身体が動き難いと思ったら、その2の「右足を引く」スタンスでスイングする。
まず普通に構えたあと、右足を靴一足分後ろに引く。
肩のラインはスクエアのまま。
そのスタンスにした後バックスイングすると、肩は十分に回り右の懐が広くなったのを感じるはず。
そこからおびえずに振り抜けば、左足が壁となり、グリップが流れずにヘッドが走る。
このスタンスにすると、普通のスイングよりむしろ飛距離が伸びる人が多い。
ただ、「フックするのでは」と思って途中でスイングを調整すると、フックもスライスも出る。
ポイントは真っすぐ飛ぶと信じて振り切る事。

さて、それも身体が寒さで動かない...寒さで身体中が凍ったようにカチカチに固まっているなんて言う人は、その3「インチキハンマー打法」がいい。
これは、今までのスイングを奇麗さっぱり忘れて、両手はグリップの真横から握る超フックグリップ。
ハンドアップにして腕とシャフトを一直線にして、ボールをスアタンスの中心に置き、ただハンマーで釘をぶっ叩くようにクラブを横に上げて、ボールに叩き付ける。
バックスイングは左腕が真っすぐになっている範囲でいい。
イメージはあのゲートボールのスティックで、ボールを横から引っ叩く、でいい。
本物のハンマー打法はこんなものではないので、これは本当に「ハンマー打法もどき」なんだけど、意外に簡単に出来て極寒の冬のゴルフを楽しめる。
何より身体に余計な負担がかからないのがいい。
ただし、最初のうちはボールが何処に行くのか判らないので、自分で調整するしかない。
上手くいけば、右に出て左に戻って来るフック球が打てるはず。
ランも出るしボールが捕まるので、結構病みつきになる。
ただし、暖かくなるとボールが捕まり過ぎてダグフックが出るようになる。

で、これだけやってもどうにもならない時には、このインチキハンマー打法に右足を引くスタンスを取り入れれば、ボールをとりあえず捉まえて打てるはず。

...それでダメなときは、ゴルフを中止した方がいい。
多分心臓や全身の筋肉と関節が寒さで悲鳴を上げているはずだから。

(でも考えてみれば、最高気温が5度以下でもゴルフをやる人なんて、ゴルフで死んでも良いと思っている人かもしれないなあ...)
そういう人はしょうがないけど、これから真冬のゴルフをやろうとしているご同輩、くれぐれも「ゴルフを遊ぼう」ね。

こんな季節に命がけのゴルフなんて...ちっとも格好よくないぜ。