ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

CHANGE しなくちゃ!

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晩酌しながらゴルフチャンネル見てたら、不意にインストラクターがこんなことを言ったように聞こえた。
...面白い内容でもなかったのでいい加減に見ていたらそんな言葉が頭に残ったと言う話だが、スコアが何年も変わらずに進歩しない人は、そのままでは壁は破れないとかなんとか...

それで思った、(オレの暴論)スイングの話。

まず、レッスンプロに教えてもらったりスクールに入っている人で、1年も2年も変わらないなら(悪くなる人もいるらしい)それはレッスンプロが無能だと言う事で、レッスンプロを替えた方がいい。

問題はプロにもつかずに独学で練習を重ねている人。
そんな人はラウンドで色々なミスをする度に、雑誌やレッスン書やテレビやDVDなんかを買い込んであーでもないこーでもないとチェックし検証し、自分のスイングを良くしようと努力を重ねている事だろう(何故か100の壁の前で何年も立ち往生している人には、凄く真面目で勉強家で努力家のゴルファーが多い)。
そしてチェックし勉強した事を練習場で試してみて、何度も「画期的な開眼」を体験している事だろう。
そんな事柄は最初こそ何かの好結果が得られても、何ラウンドもしないうちにいつの間にか霞の彼方に消え去って、いつの間にか以前の様に高くそびえる100の壁の前で途方に暮れている自分にまた気がつく繰り返し....で、言い訳のようにクラブを変えたり。

「CHANGE」しなくちゃ!...と言うのはちょっと古びた流行言葉だけど、こういう壁の前の人達にはこのCHANGEが難しい。
色々と本に書いてある事などを参考にその「良い方法」を試してみて、自分ではかなりスイングを変えているつもりでも、友人などが見ると「何処を変えたの?」なんて聞かれることが殆どだろう。
自分では大分フラット(アップライト)に振るように変えた(つもり)。
自分ではインサイドアウトに振っている(つもり)。
自分ではスエーしなくなった(つもり)。
自分ではバックスイング(フォロー)を大きくした(つもり)。
自分ではプロのXXのようにスイングしている(つもり)。
...やれ右肩を、右の尻を、左腕を、右腕を、右肩を...チェックする事も変えたい場所も無限に沢山あって、今までのスイングとは絶対に違うと思っているのに、他人から見れば「何処を変えたの?」
自分じゃあ女装するくらい変えたつもりなのに、他人が見ればいつも見慣れた一張羅って訳だ。

じゃあ、暴論。
まず、絶対に「変わったねえ」とみんなに言ってもらえる程の「CHANGE」は、右打ちなら左打ちにしてみる。
はっきり言って3年も5年も100の壁の前で進歩が無いなら、悪癖のこびりついた自己流右打ちを捨てて、レッスンプロなりゴルフスクールなりに入って、左打ちではじめからやり直した方がいい。
始めこそボールにも当たらない状態だろうが、右打ちの失敗経験もあるのでスイングの基礎からしっかりと作り上げる事は意外と速く出来る(と思う)。
左利きが右打ちでゴルフをすると、力の配分が自然で上達しやすいって言うし(ミケルソンもスピースも、岡本綾子だって本来の利き腕と逆でゴルフをしている)。
ただ、左打ち用のクラブが少ないのが何点だが、中古クラブ屋じゃ左利き用のクラブの方が安い。

そこまで「CHANGE」する勇気がないなら、グリップを変える...一番簡単なのがオーバーラッピングやインターラッピングからテンフィンガー(ベースボールグリップとも言う)に変える事。
これはかなりの「スイングが変化する」効果がある...慣れないグリップだから上手く打てない、なんてのは言い訳にもならない...今のままだって全然大した事無いんだから、これっぽっち変えて失うものなんてないはず。

それも躊躇する程勇気がないなら、今のままのグリップで超フックに握る事...つまり右手の平は上を向き、左手の平は下を向く形。
これだと上には振り上げられず、「横に振る」しか無くなるので、スイングプレーンはかなりフラットになりオーバースイングになり難い。
つまりあのハンマー打法モドキのスイングになり、今までボールを上手く捉まえられなかった人でもボールを捉まえやすくなる....ただ、コースでのボールの状況に対応するには、それなりの練習や経験が必要になるけど。

それでも怖い人には、スタンスを「大袈裟に」変化させる、と言うのがある。
つまり、普通にスタンスを取ってから右足か左足を靴一足分以上後ろに引いて、超クローズドスタンスか超オープンスタンスにする(ただし腰や肩のラインはスクエアのまま)。

もっと勇気がないひとなら、クラブのシャフトを2ランク以上柔らかくする。
女性用シャフトくらいの柔らかさのものを使うと、腕力任せのスイングでは上手く行かない。
スイング中にヘッドの存在や走りを意識するようになり、多少は形も変わる。

ま、これらの方法なら古いゴルフ仲間達も「スイングが変わったねえ」と言ってくれるはずだが...
その結果がどうなるかは、責任持てない。
今自分でやっている「ハーフススイングだけでラウンドする」ってのも、他人から見ると「ずいぶんスイングが変わったねえ」とは言われるけど、スコア重視とは関係ない部分での「CHANGE」なので参考になるかどうか。
(本来なら左打ちでやり直したい気持ちもあったんだけど、残りのゴルフ人生を考えるとそれに慣れる時間が勿体なかった)

ま、本人はかなりの決心で「スイングを変えた!」と思っていても、他人から見ると「何処が変わったの?」というのが普通の話。
スコアの話なんかしたくないけど、スコアを減らす為に(上達する為に)真面目に努力を重ねていて、なのに何年も上達出来ないで立ち往生している人は、そんな自分の現在作り上げた(と思っている)スイングなんて大事にしていないで、思いっきり他人が見ても判る程スイングを「CHANGE」した方がいいんじゃないの?
そんな「スコアが何年も変わらないなら変えなくちゃ!」ってのが、テレビから聞こえて来て...そりゃあそうだ、と思った次第。