ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

7月の終わり...酷暑

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とうとう7月が終わる。
結局今月は、月初めにあった漫画家コンペで二日間2ラウンドしただけで終わってしまった。
練習場へは、気温が下がった日に1回行っただけ。
もうこれはずいぶん前からと同じ、ゴルフの夏休み状態。

自分がかっては夏が大好きで、太陽の下真っ黒になって、7月8月でもワンハンを当たり前に楽しんでいたなんて事が夢のように思えてくる。
今だって本当は時間とお金が許せば、7月だって8月だってゴルフをしたいと思っている(実際、毎年必ず2~3の最新避暑グッズなるものを用意してしまう)のに、熱帯夜に続く35度前後の気温を体験すると...ラウンドする気力が消えてしまう。

「家の近辺でこの暑さなら、コースは地獄のように暑いはず」なんて呟いて。
もう何年前の事だったか...スタート前から30度を越えていた8月に行われたシニア向けの試合で、スタートから2連続バーディーをとりながら、5番ホール辺りから不整脈が出始め、7番辺りで頻脈となり真剣なプレーを諦めた事があった。
また、その頃のあるコースの夏の月例で、前半パープレーで回りながら後半軽い熱射病になり、ノー・リターンとなった事がある。
その二つの事件の後、真夏のゴルフは基本的に避けるようにしている。

実際に、ニュースにこそならないが、ゴルフ場で熱中症で倒れて病院に運ばれる中高年の数は信じられないくらい多い。
例えば重症の熱中症で運ばれて、病院に1週間くらい入院して、それが原因で結局亡くなってしまっても、そういう時はゴルフが原因で死亡とはならないのでニュースにならない。
ゴルフ場で倒れて、救急車で運ばれる時には既に心肺停止状態、なんて事にでもならないと「ゴルフ場で熱中症が原因で死亡」とはならない...多分、真夏のゴルフは夏のスポーツの中で断トツに危険なスポーツなはず。
今現在も、あちこちから「XXさんがゴルフ場で倒れて、3日くらい寝込んだそうだ」とか、「会社の上司が熱中症でコースから救急車で運ばれて、後遺症が残るらしい」とか、「一時意識不明になって、回復してから家族に夏のゴルフは二度としないと誓約書を書かされた」とか言う話が聞こえてくる。

夏ゴルフを楽しめるのは、30代から40代までだろう。
50代になったら、無理して真夏のゴルフはするべきではない。
まして、日中の気温が30度を越える時期にわざわざ中高年向きに開催するような、馬鹿な試合になんかに参加してはいけない。

それでも、今のこんな季節にゴルフがどうしてもやりたくなったら、「早朝」か、「ナイター」か、涼しい高原のゴルフ場でやるべき。
汗をダラダラと流す今の普通の昼間のゴルフに比べたら、少し高いかもしれないが...倒れてしまえば、そんな差額以上の大きな出費と、後に残る大きな健康問題を背負う事になる。

しばらくは無謀なプレーはお休みして、ゴルフの歴史や、歴史ある道具や、昔の名試合の映像でも楽しんで、すぐにやって来る秋のベストシーズンを心待ちにしていよう。

それまで、この夏の暑さはゴルフ以外で楽しむ事にして。