ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

恐れ多くも...の悩み

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これは、伝聞です。
私は...こういう悩みを持った方に一度はお目にかかりたい思いで居るのですが、未だそういう方と知り合った事はございません。

彼女は...Bさんとしておきます。
Bさんは30を越えたばかりで独身、それなりに仕事ができる、いわばキャリアウーマン。
性格も明るく、男性社員の中でも評判になっている魅力的な女性...なんだそうだ。

...彼女と初めて会った男性は、その容貌もさることながら、彼女の胸に目を合わせると思わず後ろに数歩下がって圧倒される思いになるんだそうだ。
推定1MはあろうかというBさんの胸は、決して太ってはいない彼女の何よりも目を引くポイントとなっている。

しかし、それは彼女にとっては中学生の時からの悩みの種だった言う。
高校生の時には、誰もが彼女の顔より胸に注目してしまうので、だんだん自分でなんとかそれを隠そうと猫背になり、いつも下を向いて歩くようになってしまったそうな。
その胸はその後も順調に発展を続け、大学を出て就職した頃には階段で自分の足元が見えずに、腰を引いてへっぴり腰で一歩一歩降りなくてはならなかったほど、とか...

美人であったにもかかわらず、その胸のせいで男どもも自信が無くて寄り付かず、30になっても独身だった。
そんな時、会社の同僚に連れられて練習場に行き、ゴルフに出会った。
そして自分でも不思議な程、クラブでボールを打つ感触が気に入った。
...中学時代から、本当は運動が好きなのに体操着になると目立つ胸が気になり、また走ったり飛んだりすると揺れ動く胸が痛んだり、恥ずかしかったりして、本格的な運動は避けて来た。
でも、もっと小さい頃は足が速かったし、ボールを遠くへ投げられたし、お転婆だったから運動神経は良いはずだった。

Bさんは、「30になって、今更恥ずかしがる事も無い」と自分に言い聞かせてゴルフにのめり込んだ。
...しかし、ゴルフはゴルフですぐにまた問題が出て来た。
本格的に真面目にスイングしようとすればする程、胸が邪魔になる。
アドレスの時に、胸をどうするか...手は脇から?  それとも下から? それとも胸の上から構える?
スイング中に脇を締めると胸が邪魔になる...かといって胸が邪魔をしないように手を振ると脇は空いてしまう。
胸をきついブラで固めたり、さらしを巻いて小さくしたり、色々した。
しかしどうやっても上手くいかず、当てる事は上手くても飛距離が出なかった。
パットやアプローチも、胸が邪魔だったとか。

そのBさんが、そんな泥沼から出られたきっかけが、かってのアメリカツアーで一世を風靡したナンシー・ロペスを教えてもらった事だった。
この人気者だったナンシー・ロペスは、アマチュア時代の細い体型が20代から太り始めて、胸はどんどん大きくなった...しかし、彼女は胸の上から両肘を絞るようにアドレスして、ダイナミックなスイングをしていた。
おまけに彼女は、妊娠8ヶ月まで大きくなった腹を抱えてツアーに出続けた。
スイングはその時その時で自由に変わり、楽しげで攻撃的なゴルフを続けて人気者となった。

Bさんはナンシー・ロペスに勇気づけられて、今は彼女なりのゴルフを楽しんでいるんだとか。

男性にとっては魅力的な「大きな胸」も、確かにゴルフには向いてないかもしれない....胸の無い男だって脇をあけて酷いスイングをしているのに、胸のために脇が締まらないなんてはじめからハンデがあるし。

...とはいえ、私も一度そんなBさんにお目にかかりたい...と。
(...私の人生では、そんなに魅力的な大きな胸の女性には出会った事が無かったし。)
(...胸もその他も同じように大きめの女性に出会った事は、何回かあったけど。)

(汗)。