ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

初めて会う(噂の)美人

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「恋は遠い日の花火ではない」...なんて、泣かせるコピーのCMがあったなあ。

まだまだ気持ちは18~9の頃と変わっちゃいない、なんて心の奥で思っていても、鏡に映る姿を見てしまったり、街角のショーウィンドーに映る自分(らしき者)の姿を見る度に、「時は過ぎてしまったのだ」と自分を納得させる日々が続く。

「お!いい感じだなあ」なんて女性の姿を見かけても、若い女性なら「娘と同じか、もっと若いか...」、大人の魅力を漂わせる雰囲気の女性だって「ああ、それでも20年は若いのか...」なんて、枯れ切れない男の寂しさを身にしみて感じることになる。

...なんて事が普通の今の時代に、まるでそんな女性とのデートの前のように心が踊っている。
もう何年か前から評判を聞いて、プレーしたいと思っていたコースでプレーが出来る。
ゴルフをよく知り、コースに対して知識も経験もあるゴルファー達が、口を揃えて褒めていたコース。
「難しい」
「ボールをなくす」
「グリーンが凄い」
「景色がきれい」
「フェアで、全てのクラブを試される」
「ゴルフの厳しさを教えてくれる」
...等々。

西那須野塩原インター近く、千本松牧場の奥にあると言う「ホウライカントリー倶楽部」と「西那須野カントリー倶楽部」。
ロバート・ボン・ヘギーの設計で、完全に一ホールずつセパレートされた林間コース。
ちょっと距離があるので、なかなかプレーすることに踏み切れなかった。
それが、18・19日と連続でオープンコンペがあるので、今回何年越しかの夢が実現する事になった。
今回は初めてラウンドするので、オープンコンペ(9ホール)の結果は無視する。
どちらのコースも、ずっとその魅力を聞かされて来た「魅力的な女性」との初デートで、本当にどんな魅力があるのかを実感するラウンドとなる。
勿論、期待に反して「なに、これ?」なんて事があるかもしれない。
あるいは、「惚れたー!」なんて言って、夢中になるかもしれない。

そんなこと、まだ逢ったことのない女性の姿として思い浮かべながら、コーヒーを飲む。
...これもゴルフの大きな楽しみの一つだろう。

明日のコースは、明るく派手で肉感的で、ダイナミックな魅力を見せてくれるんだろうか?
あるいは、楚々とした風情で、奇をてらうこと無く、しかし深く惹き込まれて逃れられないような魅力を見せてくれるんだろうか?

心配なのは、天気と自分の体の状態。
雨が降らなければいい。
そして、自分の腰が二日間持てばいい。
...実は昨日、あのダフリが納得いかずに練習場に行って、ダフる原因を考えた。
ただ頭の上下動だけであんなにダフるわけはない、と言う気持ちがあったので。
「ああ、そうか」と判るまでに200球を打ってしまった...ちょっと打ち過ぎで腰が張っている。
折角の魅力的な女性との初デートなのに、腰が「イタタタ!」では、あまりにも情けない。

...でもまあ、そんなのこそ今までの自分の人生、みたいな気もするんだけどね(笑)。