ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

同じミスを3回続ける人は、アホや!

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同じミスを3回続ける人は、アホや!....戸田藤一郎。

戸田藤一郎は1914年生まれのプロゴルファー。
1930年代から1970年代にかけて活躍し、1939年には「日本オープン」「日本プロ」「関西オープン」「関西プロ」という当時の年間グランドスラムを達成した。
158センチの身長ながら、強烈な右手の力を生かした「トイチのパンチショット」で一世を風靡した。

「ゴルフの鬼」とも「最強」とも呼ばれた、クセのある名ゴルファーの言葉だから、この言葉には迫力がある。
多分、この人が先生で、目の前で3回同じミスをしでかしたら、ぶん殴られるか「ゴルフやめろ!」とか言われるんじゃないだろか...

しかし、凡ゴルファーにはよくあるはず、この「3連続」というミス。
皆、身に覚えがあるだろう。
「3連続OB」、「3連続シャンク」、「3連続ダフリ」、「3連続トップ」、「3連続グリーンオーバーかショート」、「3連続ミスパット」....

最もいけないのが、3回連続殆ど同じミスをする事...同じクラブで同じ場所から同じ事をする。
気持ちとしては「おかしいな?」とは思っても、「そんなはずは無い」とか「今度は大丈夫」なんて考えてやってしまうのだが、当然「アホや!」と言われて返す言葉も無いバカな結果となる。
..クラブを換えればいいいいのに。
狙いや攻め方を、考え直せばいいのに。

そう頭では思ってはいても、意地になる部分があったり、練習ではうまくいったので「こんなはずでは」という気持ちがあったり...見栄や、未練や、疑念や、興奮や、自虐の気持ちが邪魔をする。
一度でも「3連続」というミスをした経験のある人は、自分を「アホなゴルファー」だと自覚した方がいい。

なまじ自分が「ちょっとは上手い」とか、「頭は悪くない」とか思っているから、本物の馬鹿になる。
利口ぶる馬鹿は、本物の馬鹿。
馬鹿を自覚した馬鹿は、本物の馬鹿より数段上だと言える。

自分は基本「アホなゴルファー」だと自覚する事が、今突き当たっている壁を乗り越えるきっかけになるかもしれない。

ミスを2回続けたら、戸田藤一郎の怖い顔(ホントは怖くないと思うけど)を思い出そう。

アホを自覚して「3連続」を回避出来たなら、戸田藤一郎はきっと「よし、お前は本物のアホじゃなかった」と笑ってくれるだろう。
それからだ。