ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

毛繕い

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寒い日が続く。

地球温暖化なんて何時の話だよ!
なんて声があちこちから聞こえる。

それでも、冷たい風さえ凌げれば日射しは、ゆっくりとだけど確実に暖かくなって来ている。

ガラス一枚隔てたの向こう側は2度か3度の冷たい風でも、こちら側はまるで温室の中にいるよう。
猫は、冬毛になって来た毛の「毛繕い」に余念がない。
いつもこうしているうちに、柔らかい毛の中に暖かさが溜まって行って、気持ちが良くなってくる。

目を開けているのが厄介になり、どんどん目は細くなる。
そのうちに、まるで人間のようにうつらうつらと舟を漕ぎ出し、あくびを一つ二つすると、もう昼寝の時間に突入だ。

こんな冬の日、外の寒さを忘れてしまう猫の時間。
しばらくの間、幸せな夢を見ていればいい。
その場所が日陰になる時まで。
腹が減る食事の時間まで。