ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

性能

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家に来た頃と比べると、3倍くらいにはなっただろうか。

動き回り、走り回り、じゃれ回り...しかし、基本的には大人しい娘のようだ。
人に育てられた猫のためか、抱かれると大人しくなり、嫌がらない。
誰もいなくなると、人を捜しまわって鳴く。

大きくなったとは思っても、近所の猫好きの人にとってはまだまだ子猫らしく、「お願い!子猫の肌触りを感じさせて!」と抱きに来る人も居る。

ただ、こまったことがある。
この猫、小さな時から灰色で目立たなかったんだけど...
大きくなれば、その灰色と黒の縞模様はもっとはっきりとして目立つようになると思っていたんだけれど...

はっきり言って、この猫見え難い。
大きくなるに連れて、そのステルス性能に益々磨きがかかって来て...
姿を発見するよりも、その名を呼んで鳴き声を聞くか、動き回る時の首の鈴の音で居所を探す事が殆ど。

明るいところでは、写真のように自分の模様と同じような模様のところが好きだし、日の当たってないところを動かれるとまるで灰色の影のようで、発見不可能。

面白いのは、ひっくり返すと腹側には柔らかな白い毛が生えているのに、背中側は本当に見分け難い灰色と黒の毛しか無いこと。
まるで透明マントを羽織った悪戯小僧のようだ。
せめて、のど元とか口の周りなどにもっと白い毛が生えていたら、もっと見つけやすいのに...

この優秀なステルス性能により、この子猫は毎日家族に蹴っ飛ばされている。
足元にじゃれて来る子猫は、殆ど見えないのだからしょうがないとはいえ...ちょっと可哀想。

...最近は誰もが、居所は目で探すより音で聞くようになっている。


この猫、もっとステルス性能に磨きがかかって、そのうち透明な猫になるんじゃなかろうか...