ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

冬はまだ..

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冬はまだ立ち去る気配もなく、梅の花の蕾はまだ小さい。

ガラス一枚の向こう側は、明るくて魅力に満ちた世界に見えるだろうが、まだ子猫の身には冷たすぎる風が吹き抜ける。
こうしてぬくぬくとした世界から見れば、飛ぶ鳥の影も、飛んで行く枯れ葉も、魅力に満ちた獲物に見えるんだろう。
窓から外を眺めるお前の姿は、外の世界に対する憧れで一杯のようにも見える。

あとひと月もしたら、日はもっと暖かい日射しを与えてくれるし、風ももっと暖かくなる。
それまでは、やっと冬毛が揃って何となくふっくらとした身体を、更に丸めて冷たい冬をやり過ごそう。


最近、人が訪ねて来た時に、ドアの隙間から脱走する事が何度かあった。
一旦脱走すると、追って行っても掴まらない。
名前を呼んでも、振り返るだけで、逃げて行く。
ただ、まだまだ中身は子猫なので、気に入っている「ねこじゃらし」を持って誘うと、簡単に捉まえられる。
人間に育てられた子猫には、外の世界で一番怖いのは、「猫嫌いの人間」だと言う事を教えなくちゃいけないし、縄張りを持つ野良猫の恐さも教えなくちゃいけないなあ。

さて、この猫は家で住む事で満足する猫なのか、外に出たがる猫なのか...3月になると避妊手術をする事になるらしいので、その後性格が決まるらしい。

のどかな子猫生活をもう少し続けさせてやりたいんだけど、春になれば現実がいろいろと迫って来る事になる。