ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

じゃれる!

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身体が動く事が面白くてしょうがないようだ。

走る、飛ぶ、転がる...そして、何にでもじゃれる。
世の中は不思議な事だらけ。
世の中は知らない事だらけ。

今まさに、彼女にとっての愛と冒険の日々が始まったんだろう。

家の中を歩く時にも、いつ彼女が獲物として自分の足に飛びかかって来るのか判らない。
その小さな身体で、無謀にも助走をつけて襲いかかってくる。
小さな全身の筋肉が躍動し、細くて小さい手足の爪と、針のような小さな乳歯で、巨人ゴリアテを打ち倒す気迫を持って戦いを挑む....分が悪いと感じると、遁走するスピードも大したもの。
疲れを知らない動きと見えるが、突然脱力して噛み付いた指を舐め始めると、あっという間に寝てしまう。

その小さな猛獣が、不思議でしょうがないのがテレビの画面。
動くものが画面の下の方に見えると、テレビの台の上迄上って、じっと見つめる。
しかし、いくら狙いを定めて飛びかかっても、恐怖の猫パンチで連打しようとも、何の手応えも無く獲物は消えてしまう。
おかしい...何故なんだ? 狙いは確かなのに...そういう顔で振り返る。

思えばずっと昔、小さかった娘達も、テレビから聞こえる音や映像が不思議だったらしく、よちよち歩いていって何度もテレビの後ろ側を覗いていたのを思い出す。