ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

「~しなければならない」はストレスがたまる

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「~しなければならない」はストレスがたまる、「~しよう」と思えばゴルフを楽しめる...デビッド・トムズ。

デビッド・トムズは、ツアー13勝(メジャー1勝)...このメジャー勝利は2001年全米プロ。

このデビッド・トムズはマッチプレーの名手として知られているが、2005年に試合中心臓発作を起こして、救急車で病院に搬送された。
後日、5時間にも及ぶ心臓手術を受けた後、ツアーに復帰した。

このトムズが、医師に「ストレスを感じないように」「ストレスをためないように」と言われて、それを守ってプレーするようにしてから、ずっとゴルフを楽しめるようになったと言っている。

「フェアウェーを外しちゃいけない」「あっちに曲げちゃいけない」「グリーンを外してはならない」」「バンカーに入れてはならない」「寄せなくてはならない」「入れなくてはならない」「パーでなくちゃならない」「ダボを打っちゃならない」....みんなストレスを感じさせる言葉だ。
こんな事を考えるたびに、ミスだらけの凡ゴルファーには急速に心臓にストレスがたまり、血圧が上がり、体中の血管がブチブチ切れて、人生のホールアウトが近づいて来る訳だ。

「~しなければならない」なんて考えて、良い結果なんて出る訳がない。

世界最高峰のツアーで活躍するプロゴルファーだって、そう考えていて心臓発作を起こすんだ。
我々ヘボゴルファーが、「~しなければならない」なんて考えるのは自殺行為もいい所。
ここは、デビッド・トムズが実感してしみじみ語った「~しよう」と思うのがいい。

「フェアウェーに打とう」...行かなかったら、風のせい。
「こっちに打とう」...あっちに行っても俺が悪いんじゃない、コースが悪い。
「グリーンに乗せよう」...乗らなかったら、クラブが悪い。
「寄せよう」...寄らなかったら、運が悪いだけ。
「パーをとろう」...とれなかったら、同伴競技者が悪かった。

てな感じでいいだろう。
自分の心臓にストレスかけて、もうゴルフが出来ない世界に行くよりは、嘘でもいいから「~しよう」で楽しいゴルフ。

ゴルフは本当は全て自己責任で、自分にプレッシャーをかけやすいゲームだけれど、ストレスで身体を壊しちゃ本末転倒。
折角知ったゴルフというゲーム、その「楽しみ」を多くする方に考え方を変えてみよう。