ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

全英シニア見ていたら...

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日曜の夜のことだけど。
仕事が一段落した後、酒を飲みながら2011年の全英シニアオープンを見ていた。
懐かしいゴルファー達を酒の肴に、それぞれの個性的なスイングを楽しんだ。

試合展開はあまり面白くはなかった。
それというのも、1週間前の全英オープンとはまるで別世界の好天の全英シニアだったから。
青空と白い雲、殆ど無風で気温も高いらしく、殆どの人は半袖でいる。
いかにも夏のゆったりとした一日を思わせ、コースはまるでハイキングする公園のように見える。

シニアの試合はレギュラーの試合と違って、あからさまな闘志や気合いを表に出すことは少なく、穏やかに和気あいあいに淡々と流れて行くので、トップが安定してしまうと試合展開に面白みは全く無くなる。
わずかにトム・ワトソンやコーリー・ペイビンが後半追い上げを見せても、3打差4打差がある試合では緊張感はない。

で、見ていて気になったこと。
首位を行くR・コクランが、あるホールでパットの時に虫を気にしていた。
晴れた良い天気だったので虫が多くいるらしく、多くの選手がショットやパットの時、虫を追い払う仕草をしていた。
しかし、この時のR・コクランは、執拗に虫を払い、何度も何度も手やパターでどけた後、いきなり「ドン!」とパターで虫を潰してしまった。
...「あ~あ、きっとこの後虫の祟りで、何かドラマが起きるぞ」なんて期待して最後迄見てしまったが、結局何も起こらなかった...虫よ、無念だったろう。

久しぶりに見た元気なコーリー・ペイビン。
髪は白くなり、髭を落とした顔は昔の印象とは異なり、何となく物足りない。
しかし、その業師ぶりは健在。
最初にドライバーでのティーショットを見た時には、「あ、ダフった!」と思った。
しかし、ペイビンは平気な顔で歩き出す。
その後のティーショットも全部同じ。
思い切り上から打ち下ろして、ドライバーでターフをとって...ボールはフェアウェイに。
そう狙って打っているらしい。
まるでショートアイアンのように、上から打ち下ろして終わり...フォローもフィニッシュもいらないみたい。

自分でやろうとは思わないけど、いろいろやるもんだなあ...
試合展開はつまらないけど、個性的なシニアの技は...本当に面白い。